2009年6月18日木曜日

きんずのスーパー培養管理法

葉も実も小さく小品盆栽に最適のきんずですが、いまだ培養方法が徹底していないせいで
人気樹種のわりに名木が少なく、きんずを敬遠するプロ業者もいます

今まで機会あるごとにきんずの適切な培養法をお知らせしてきましたが
ここでまたまた重ねてお話したいと思います

どうかみなさん、しっかりと知識を身につけて実践してみてください
いままでとは見違えるほどの成績があがること、請け合います

植替え・水・肥料・消毒

1 植替えは4月下旬(関東地方)から5月中旬
2 水はけのよい用土で植えつける
3 水は乾いたらたっぷりやり、過水を避ける
4 勢いのいいものには肥料も多目にやる
5 蝶の幼虫に葉を食べられないよう注意

防寒と置き場(ここがもっとも重要)

1 11月初旬から4月中旬までの防寒対策をしっかり
2 年間を通し雨水に直接当たらない屋根下(しかも日当たりのよい)を置き場とする
  (雨をよけるのは過水・過湿を避けるため)

剪定と針金かけ

1 剪定と針金などの整枝作業は、4月下旬から夏にかけて行い
2 寒い季節の整枝作業は厳禁です



先日頒布コーナーにてお買い上げいただいたきんず
まだ植替えて間もなかったので、半月くらいのトレーニング期間をいただきお預かりすることにしました



当初は半月くらいと思ったんですが、早くも1ヵ月が経過
気候もよくなってきたので、めきめきと新芽が伸び始めました

数日前に肥料もあげて、もうすっかり外気にも慣れたでしょう
おまちどお様でした、そろそろお送りしようと思っています



同じく先日頒布コーナーにてお買い上げいただいたきんず
やはりまだ植替えて間もなかったので、半月くらいのトレーニング期間をいただきお預かりすることにしました



1ヵ月前には数ミリだった新芽もグングン伸びてご覧のようです
しかしここで慌てて摘み込んだり針金をかけたりはしません

まずは根作りのために、たっぷり枝を徒長させて根の成長を促します
また切り戻しの傷の肉巻き促進のためにも、樹形作りを急がず樹勢の充実に努めることが肝心です

急がばまわれ!!

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