2009年4月29日水曜日

杜松の鉢合わせ

本題に入る前に、まずは一言

五葉松や黒松などと同じく松柏類に分類される杜松ですが
寒さや乾燥を嫌う性質なので、植替えの時期には気をつけましょう

他の松柏類の多くは春の彼岸を中心に行いますが
杜松(杉も)は4月半ばを過ぎから5月半ばごろのかけてが植替えの適期です

まわりの愛好家さんを見ていると、杜松の植替え時期がやや早めの方が多いし
冬場の保護や管理を含めて、もう少し気を配ってあげたい樹種ですね

では、今日の本題の鉢合わせに入りましょう



冬の寒さや乾燥から十分に守られた杜松、春の芽だしも順調です
4月半ばまで我慢して植替えの適期となりました

枝葉の吹き込みも進み樹形もかなり充実してきました
化粧鉢に植替え、鉢との調和をはかりながら本格的な完成を目指す段階となりました

さて、鉢形と大きさのバランスに気をつけながら鉢の選定をします



盆栽の手前に鉢を置いてバランスを見ます
この場合、下に敷物を用意して新しい鉢の高低を調節します

ちなみに杜松の樹高は9.5cmで左右の幅は12cm
木瓜式(間口11.5cm)の鉢、いかがですか?

かなり大きめの感じがしますね



次は縁に縄目の紋様のある楕円鉢(間口11cm)
これはいいかなと思いながら映してみたんですが、やはり大きい感じですね

特に幹の左の空間が間が抜けた感じになってますね
そのため木と鉢に一体感と緊張感がありません

うーん、うまくいかないもんですね!?



次に輪花式(間口10cm)

大きさも釣り合うし、前回課題だった左の空間にも緊張感が出ました
間口が小さいため、一の枝の下の右の空間もきれいに見えます

輪花式は適度な重厚感があり下方がつぼんだ形状なので
植えられた盆栽の姿がすっきりと見えるんですね

合格です!!



いかがですか?

この杜松の魅力である幹筋の優雅さがさらに強調されましたね
まだ鉢がやや大きめな感じがしますが、杜松の枝葉の充実が進めばちょうどいい感じになるでしょう

鉢合わせで心がけること

★ 木と鉢に一体感が感じられるものを選定
★ 大きめの鉢を選ぶ人が多いので注意
★ 盆栽の数年後の姿も頭に入れましょう

では

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