2009年4月10日金曜日

黒松の植付け変更

関西方面の愛好家さんから1年ほど前に譲っていただいた黒松(樹高19cm)の古木
持ち込みは申し分なく、小枝もよくほぐれ木肌の古色感も抜群です

しかし、植付けが高すぎるため根が露出し過ぎ、足元に安定感と力強さが不足しています
植替えのたびに、根の底の追い込み不足が重なると、このような状態になっていることがよくあるんですね

樹高を短縮させ足元に安定感と力強さを出すために
思い切って根の底を追い込んでみましょう


一の枝に力があって幹筋の模様にも古木感があふれています


鉢内の根の厚みは約3.5cmです
上の白点(5.5cm)が新しい表面の目標地点

つまり、5.5-3.5=2.0cm 深植えにします
ということは、根の底を赤点(2.0cm地点)まで追い込むということですね

これはちょっとシンドイ作業ですが
思い切って実行してみましょう


作業ポイント

1 まず表面の根をごくを軽くほぐす
2 次に根の底の部分をていねいにほぐしていく
3 側面の根は絶対にほぐさない(荒治療のため根を傷めないため)


作業の中の根の底の状態
作業はまだまだ中間地点です


さらに底の部分を攻め続けます
この時点でも側面の根はほぐしていません(根を大切にしましょう)


おおよそ目的の位置まで底を攻め切ったら、ここではじめて側面の根をほぐします(重要)
活着に必要な最小限の根の量まで追い込むため、根は大切に扱いましょう

(ええ!? こんなに根を切っちゃってだいじょうぶ?)
(だいじょぶ、だいじょぶ、まかせなさい)


竹箸を根元に打ち込み、その竹箸を基点にして針金を固定にする方法
植込みにさいしては木がぐらつかないようにしっかり固定することが活着の秘訣です


作業終了

約2.0cmの樹高短縮が実現しました(樹高17cm)
いかがですか、足元の安定感と力強さが実現しましたね

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