二年生から手がけているけやきの実生苗
今年の春で早くも四年生となりました
三年目の春に根を切らずにほぐさないまま
現在の仕立て鉢にすっぽりと入れました
根を切らずほぐしもしなかった理由は、その時点ではまだ根が未熟なため
途中で根の成長にブレーキをかけない方がいいという判断からです
四年目を迎えたけやき実生苗
ずいぶんシッカリ感が出て、小枝もかなりほぐれてきました
上述のとおり、昨年の春には根を切らずにほぐしもしなかったので
おそらく根は太ってかなり徒長もしているでしょうから、今年は思い切って追込んで根作りに入ります
鉢から抜いてみます
ご覧のように鉢内を走った根が十分に太っています
できるだけ同じ高さからたさくんの根が四方に出ている箇所が将来の根張りとなります
将来の根張りを意識して検証
白線で示した根が1本だけ高い位置にあります
その根は切ります
その下の同じ高さの位置に4~5本の細い根がある箇所が、将来の根張り予定地点です
走った太い根の切り込み
怖がらずに短く追い込みます
この徒長根の役目はすでに終わりました
このまま放置すると幹や枝葉がバランスよく育つことを妨げるようになります
「木作りはまず根作りから」
走った根がもう1本ありました
これも短く切り詰めます
枝と同じように太い根を放置すると、そこに勢いが集中し過ぎ
根全体のバランスが崩れ、それが幹や枝葉の成長にも影響します
根の追込み後のようす
太い根は短く切り込まれ細いひげ根ばかりになりました
残った僅かな根を八方に伸ばして植え込みます
ずいぶん足元も太っていますね
根が少ないので深めにタップリと用土を入れます
ビニールの紐で揺れないようにしっかりと固定します(入梅ごろまで)
さて、ことし1年でどれほどの成長を見せてくれるでしょうか
楽しみですね
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