2008年6月14日土曜日

英国の水石愛好家(デイビット・サンプソン)

イングランドから友人のデイビットがやって来ました

明治神宮で開催されている「日本水石名品展」の見学し
日本の文化に触れながら、大好きな水石や盆栽の勉強に役立てるのが彼の目的です

この6年の間のデイビットの鑑賞眼と知識の進歩が
普段のメールのやり取りの内容や、会ったときの会話から強く実感できます

この3年間連続で来ているので、彼の来日はおそらく5度目でしょう
じつに熱心な趣味家です

過去のつれづれ草参照

そこで今回は、松戸市の水石愛好家浮ヶ谷勝利・弘子さんを訪問することにしました
浮ヶ谷家は近郊では数少ない専業農家で、農作業の合間にご夫婦そろって仲よく水石趣味を満喫しています

私としては、浮ヶ谷さんの収集品はもちろんですが、日本の伝統的な農業に従事するご夫婦の素朴で明るい人柄と
築60年という、昔ながらの農家作りの大きな平屋のたたずまいにも、日本文化に興味のあるデイビットに接してもらいたかったのです



左より  ウイル  デイビット  浮ヶ谷弘子  浮ヶ谷勝利  のみなさん

ウイルはデイビットの友人、アメリカ人で上智大学で江戸時代の文人画の研究をしている留学生
彼も水石や盆栽が大好きで、この3年間デイビットが来日するたびに通訳の役目もしてくれています

私を入れて5人、話題はもちろん水石や盆栽が中心ですが、日本家屋や日本庭園から
はては農業問題、食糧問題にまで及び、夕食をご馳走になりながら5時間も話が尽きませんでした

夜の9時、再開を約束して名残惜しく「バイバイ」

浮ヶ谷さん曰く

人間同士、人種や言葉も違っても、話あえば理解しあえますね
彼らは日本人以上に日本の伝統文化に興味が強く造詣も深いです
私らも、もっともっと自分たちの文化に誇りを持ち勉強しなければいけませんね、このままでは恥ずかしいです

デイビット曰く

今日は今まで知らなかった日本の農家の人々や生活とその空間に触れてみて、たいへん勉強になった
実物に接するのはなによりの勉強法で、日本の伝統文化に対する興味がますます強くなった

では

0 件のコメント:

コメントを投稿