2022年11月16日水曜日

山もみじの葉性

秋の紅葉も終わり、本格的な休眠期に入る直前の剪定を待っているところですね。



山もみじは、飛んで風に乗った花粉が自然界の山もみじ同士で
交配して繁殖します。
今日ご紹介する2本の山もみじのミニ盆栽は、兄弟実生の苗を素材にして
コツコツと20年もかけて作り上げてきた素材です。


さて、どっちのほうが葉性がいいか、皆さんはお分かりになりますか?
向かって左の細い幹のほうが葉が細かくって紅葉もきれいですよ。

理由は、

左のほうが葉柄が紅いですね。山もみじの場合、葉柄の紅が濃いものほど、葉が細かくて葉の色も紅が強いという性質がみられます。
反対に、葉柄の緑が強いものほど伸びがいいということになります。
これを知っていれば、雑木類の葉のない季節でも品定めが可能だってことですね。









 

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