水石や盆栽樹鉢の箱に表面の箱書きは、楷書体、行書体、草書体の三つの書体で書かれることことが多いようです。当店でも特別なご注文でない限りはその他の字体(隷書体、篆書体、かな)を用いることはめったにありません。
ところで同じお客様から長年ご依頼を受けていますと、何よりもマンネリに陥ることが一番に注意したいところなので、たまには新しい作品をみなさまにご披露して緊張感を維持したいと思います。
東福寺均釉長方鉢
ご希望の多い行書をさらにもう一段くずした感じでまとめました。
東福寺瑠璃釉長方鉢
上の作品とイメージが似ていますね。
苔洲蕎麦釉木瓜鉢
縦長の行書体で大胆にスピード感を出すように工夫しました。
青磁外縁木瓜鉢
これも上の作品と似た感じですね。動きが感じられれば成功でしょう。
東福寺白釉貫入楕円鉢
東福寺丸鉢
この二つの作品とも全体の流れと弾みを重視しました。
緑釉薬鋲打丸鉢
オーソドックスな行書でまとめてみました。
三つともちょっと崩して軽い調子でまとめました。軽い感じがポイントでしょうね。
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