「万古焼」の古い急須を長いこと持っています。今ではどういう手づるで私の持ち物になったのかさえも思い出せませんが、とにかく何十年も我が家の小さなガラスケースの中に鎮座しているのです。
万古焼急須 胴の間口約8.0cm
万古焼特有の堅牢で渋い土目がとても魅力的です。全体に肉は薄目ですが硬質な質感が特徴でしょう。
シンプルな意匠も魅力の一つでしょう。
それでいながら縁取りの意匠には控え目ながら華やかさも感じられます。
この角度からも姿もなかなか端正です。
「胴体いっぱいに詩文が彫りこまれています。紀元26002年と記されていますので、昭和17年が制作年代であることが推測されます。もちろん「萬古」の落款も入っています。
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