本日は、近隣のアマチュアの愛好家さん達が主催している小さな交換会で競り落とした、東福寺の手捻り鉢をご紹介しましょう。
平安東福寺・手捻り均釉窯変丸
間口8.5×奥行き8.5×高さ4.3cm
手捻りの丸鉢によく見られる薄目の均釉が窯変により複雑な変化を見せ、さらに経年による底深い輝きが見どころ。
制作年代は楽に50年は過ぎているでしょうが、それほどの使用感はありません。けれどもさすがは名人の作らしくどっしりとした存在感がみごとです。
月白均釉(げっぱくきんよう)に似た透明感のある不思議な味わいの釉薬は窯変のお陰でしょう。
落款は「東福寺」のいわゆるハンコウ落款です。
0 件のコメント:
コメントを投稿