虹泉は昭和8年生まれで同じく30年代から作陶の道へ入っと云われています。その作風は
かの平安東福寺の影響をうけた力強いボディー作りと窯変を強く意識した釉が持ち味です。
平安虹泉外縁瑠璃釉雲足剣木瓜式
間口24.5×奥行き22.3×高さ8.0cm
縦横高さのバランスのよさが絶妙。特に深さがたっぷりしているので、培養重視の実用においてその特徴を発揮するでしょう。
外縁の剣木瓜式(けんもっこあいき)という複雑な形状においても破綻のない統一感にあふれた成型のバランス感覚はみごとです。
奥行きもたっぷりあるのでそれほどの大きさを感じさせないのが用途が広い理由ともなっているのでしょう。
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