2018年9月10日月曜日

姫柿’(荒皮性)ミニ

老翁柿(ろうやがき)もしくは姫柿という名称で、この樹種が盆栽界にデビューしてから何十年経ったでしょうか。いろいろな記憶を繋ぎあわせて思い出してみると、とにかく30年以上になることはまちがいなさそうですね。
当時は、当才の根伏せ苗でさえ数千円からものによると何万円と、ビックリするような価格で取引されていました。最初の頃は黄色実が主流でしたが、様々な交配によっていろいろな特徴をもった品種が作り出されました。現在では盆栽界において、実物盆栽として席飾りには欠かせない重要な樹種となって盛んに栽培されています。

これはもう5年ほども我が盆栽屋.comの棚に5年以上長逗留している姫柿。太くて短い特徴のある幹筋がおもしろいのですが、とにかく締まった枝振りに作るために切り込むので、なかなか実を成らすことができません。そのために木姿はかなりよくなっているのになかなか売れません。

しかし、今年は培養がうまくいったようで、枝もしまって姿がピリッとしてきました。それに現在付いている来年用の芽も良く充実しているので、来春には花芽になりそうなのがたくさんあるので楽しみです。

後姿も締りが出てきました。この力のある幹と締まった枝振りで実が成ったら見ごたえありますね。
このように5年も6年も盆栽棚で飽きずに水をかけてやると愛着はひとしおで、ある日突然買い手のお客様が現れたりすると、たとえ売り物であっても少々可哀想な感じになるものです。

というわけで、暑かった今年のなるもそろそろ秋の気配が濃厚になってきて、盆栽界でも実物が気になる季節になってきました。

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