植替えの間隔について、「何年に一回やるの」「何年おきがいいの?」とか
盆栽人たちの間でかわされる大切な情報l交換の会話はよく耳にしますね
私もこの手の質問はよく受けます
そんなときは、一般的マニュアル本にもあるように
雑木や実物花物は隔年(一年おき)、松粕類は二年おき(あいだ二年)が目安とお答えしますが
じっさいには樹勢や根の回り具合など、さらには用土の疲弊具合などを
総合的に考慮に入れて決めるのがよりよい方法だと思います
例えばこの山もみじの超ミニですが、二年前に植替えており
基本通りにやってきたわけですが
根の回り具合、用土の疲弊の度合いなどを検証してみると
ちょっと根詰まりぎみだし土もやや傷んでいます
まったなし、今年は植替えをすべきだ!!
とそく結論が出ました
次に手にしたのはこの楓ですが、おそらくあいだ三年くらいは植替えを怠けた感じで
このように根がびっしりと幾重にも回ってすごい状態
しかし、色はきれいで根腐れの兆候はまったくありません
もちろんこの楓も、植替えの時期はとっくにきているんですが
ちっとも不健康な感じがしないから不思議ですね
このように、根の健康状態は一概には決めつけられず
各鉢によって千差万別ともいえるのです
つまり、植替えの回数や時期はマニュアルよりも
実際の観察を優先させて行うべきなんですね
というわけで、今年も植替えの季節がやってきました
もう保護室がなくとも大丈夫ですね
一鉢一鉢の健康状態を確かめながら
植替えに励んでください
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