2015年10月1日木曜日

真柏・石灰硫黄合剤

盆栽人にとってなくてはならない消毒薬であり
また盆栽のお化粧用にも使われる石灰硫黄合剤

2010年に少量包装品の製造と販売が禁止されて以来
500mlの普及版にはお目にかかれなくなって、盆栽人にはとても不便になりました

まあしかし、ウチに見える愛好家さんたちも、知り合いを頼ったり友人同士で融通をつけたりなど
それぞれにうまく調達しているようで、代用品の薬剤に頼るほどではないようです

話は横道にそれました

今日はしばらくぶりに真柏の中品を教材にして
ジンの掃除とお化粧をしてみましょう

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硫黄合剤用と水彩絵の具用との皿状の器を2枚
ハケはナイロン製のもの2~3本(動物性のハケはすぐに傷んでしまう)


まず最初は石灰硫黄合剤の原液を塗ります
ジンに硫黄合剤を塗るのは木質部の腐食を防ぐのが第一の目的だからです

ポイントは、水圧ポンプやブラシで幹の掃除を丹念にやっておくこと
また、硫黄合剤が水吸いの方へ滲まない程度に乾してから塗るのもコツの一つです


ハケの毛は動物性でなくビニール製のものを、大中小の3本くらい欲しいですね
使用後によく水洗いしておけば長持ちします


硫黄合剤を塗り終わったらよく乾かすこと
現役の場合は黄色く変色しますが気にしない


次に、水彩絵の具の白(ホワイト)をホンの少々の水で溶きます
硫黄合剤をホンの少し混ぜてもいいですが、仕上がり後にやや黄色っぽさが残りますよ


水吸い部分に絵の具がはみ出さないようにていねいに


こんな具合ですね
木目の割れ目にも絵の具を染み込ませること


でき上がりました
葉の緑と真白なジンと水吸いの紅色の対比が際立ってきれいになりました

それでは過去のページも参考にしながらゆっくりマスターしてください

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