2015年10月8日木曜日

幹に這い上る悪い苔

一言で云えば苔や盆栽にとって必須のアイテムですが
中には是非とも除去しなければならない悪い苔があるのも事実です

↓は気に入って求めたミニサイズの黒松ですが
足元付近では木肌の割れ目にまで苔がびっしりと食い込んでいます

おまけに、それらの苔が湿性なので
足元が乾きにくくいつもジメジメした感じですっきりしません

またピンセットで苔を取ろうとすると
せっかくの荒れた皮を?してしまうので、何とも始末が悪いですね

過去のつれづれ草にも書いたように
まったく湿性の苔は百害あって一利なしです


足元の下部半分くらいが湿性の苔に覆われているので
常に幹が濡れた状態になっており、木肌が腐食してしまうことさえあります


ピンセットでコケを丁寧に取り除く
木肌を傷めないようにていねいに作業しましよう


苔を取り除いた部分に石灰硫黄合剤の1~10倍くらいの溶液を塗る
木肌の割れ目の奥まで溶液が届くように、丹念に塗り込む

数日これをよく乾かすと
ジメジメした苔もいっしょに乾いて、やがて剥がれ落ちます


硫黄合剤を塗った足元の拡大図


後ろ姿

この方法は驚くほど効果があります
是非試してください

では

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