頒布コーナーに掲載しているザル作りの黒松の手入れ時期になりました
ボディーの基礎作りの段階を過ぎ、枝や芯の位置が決まると
ようやく盆栽らしい姿が見えて来る段階になりました
これまでの辛抱と努力は
まさにこれからのための礎(いしずえ)そのものだったと言えましょう
現在の姿
ボディー付近に記した4つの赤点の一番上が芯となる芽で
左下が一の枝となる芽です
右上部に思い切り伸ばした捨て枝はそろそろその役目を終えかかっていますが
まだ完全には切り離せません
捨て枝の数芽だけを残して上部を切り離しました
ここで大切なことは、全体の図を早く見たがって赤線の位置まで切り込むのは時期尚早ということ
もう一年くらい、赤線の左右の位置に吹いた芽が充実するまで待ちましょう
その他の赤点で示した今年の春芽はすべて摘み込みます
芯のあたりをご覧になれば、捨て枝を切り込まずに残した意味がご理解いただけますね
そう、芯がもう少し充実してからでないと、赤線付近の傷口の肉巻きなどがちょっと心配なのです
枝葉を消してボディーだけを見てみましょう
たくましい本格的な模様木です
後ろ姿
枝の予想図
枝に葉をつけてみましょう
芯や枝はなるべく短い節間のものを選んで作り
サイズは10cm以内を目指します
ちなみに、手入れ後も十分に日当たりのいい場所に置き
肥料も水もたっぷりやります
芽吹き後にまたお目にかけましょう
では
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