手がけてからおおよそ4年か5年目くらいになるイシくんの真柏超ミニ
このところ著しい進境をみせています
ところが、おもしろいもので、良くなった場合には
案外に持ち主本人は気がつかないものなんですよ
でもこうやって、軽めの丸鉢から重厚感のある長方雲足鉢に植替えても
根張りが発達し足元の力強さが倍増したため、鉢負けせずピッタリの雰囲気です
ちなみに、真柏には紫泥系の地味な色彩よりも
このような朱泥系の明るい焼しめものが似合いますね
葉の緑と幹の明るい茶とジンの白、それが朱色の鉢とよく調和して
雅た華やかな雰囲気を醸し出してくれます
今まではやや深植えになってましたが、今回は足元の土をていねんいほぐした結果
みごとに発達した根張りが出てきて、安定感と力強さが見違えるようです
今年の課題は、枝先の剪定と芽摘みの繰り返しによって
図のように輪郭線を整えて樹格の向上を目指します
葉がさを小さめ追い込み、枝棚に弾みをつければ
幹筋の力が強調され、一段と逞しい印象になるでしょう
樹冠部の赤点が樹形の重心
もう一息です
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