盆栽を悩ませる虫害は数えればきりがないほどありますが
蝶の幼虫(アオムシ・イモムシ)も、これは始末が悪いですね
特に気をつける樹種はクチナシとキンズ(柑橘類全般)です
夏も終わりに近づいた今ごろに、葉が丸刈り状態に食べられてしまうと
新しい葉が出そろわないうちに秋が深まり
冬の寒さを葉のない状態で生きぬかなければないのです
これは、寒さの苦手なクチナシやキンズにとってはまことに厳しいことです
私も以前クチナシの名木を丸刈りにされたことがあって、、冬中心細く管理したことが忘れられません
対策は言ってみれば簡単なのですが、日頃からの定期的な消毒はもちろん
盆栽の棚場で蝶を見かけてから一週間くらいは、ピンセットと消毒スプレーを持ってクチナシやキンズなどをよく点検することです
蝶の幼虫は成長が早いので、一週間も気がつかないでいると
たちまちタバコの太さくらいの堂々たるた大きなアオムシ様となってしまい、盆栽は葉刈り状態になってしまいます
一週間くらい前に棚場すべての消毒をしたばかりなのに
あれあれ、今朝気がついたらこの通りです
卵の段階では消毒が効かないのでしょう
消毒後にと孵化して幼虫(アオムシ)になったわけですね
それにしても保護色なので見つけにくい
3匹捕獲しましたが、念のために所毒もしておきましょう
部分的な消毒用に500㏄くらいの小さな専用スプレーを常備しましょう
小型の計量スポイトも便利です
それでは、今日はごく初歩的なお話しでしたが
ベテランの盆栽棚にも蝶々は飛んできますからね(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿