昨年並みの超猛暑を予感させる入梅明けの陽気だったのが
台風6号の襲来を境に、一転涼しい日々が続き随分と仕事がしやすい感じでしたね
その過ごしやすい気候のせいでしょう、積年の課題であった棚場の拡張(たった畳3枚分だが)と
今や不要品と化したと思われる、物置いっぱいのガラクタの山を片づける気になったわけです
(ちなみに、畳3枚分だと10㎝クラスの小品が100鉢はらくにおける)
ところが、普段からの心がけの悪い怠け者には
天はそう易々とは味方をしてくれなかったようです
まずは、物置のガラクタを処分したまでは順調でしたが、その余勢で盆栽置き場の片付けをしながら棚場の拡張をという段階で
またまた殺人的な猛暑がぶりっ返して来たではありませんか
しかし、途中で頓挫するわけにもいかず、ともかくやり過ぎないことを心がけながら
遅々とした進み具合ながら、棚場の拡張にとりかかっているこのごろです
さて、余談はこのあたりにして本番の盆栽のお話しになりますが
こんな猛烈な暑さの中で元気のいいのは、やはり暖地を好むクチナシやキンズなどですね
強烈な夏の日射しをあびても、葉やけなどいっさい心配なしで
人間はおろか、盆栽たちでさえも暑がっているのは目に見えているのに
クチナシやキンズに限っては
太陽の下で濃い緑の葉をかがやかせ、元気いっぱいに夏を謳歌しています
さる5月19日のつれづれ草で葉刈りと病気予防をしたクチナシ(当時の画像)
ご覧下さい
夏の暑さが大好きなクチナシは肥料もよく吸収し、このように葉の色つやも好調です
またこの状態は、病気予防の殺菌消毒の効果の現われでもあります
このクチナシのように骨格を作り上げている段階では、各枝の伸び具合にまだムラがあります
まだ8月の中旬ですから、少々深めに芽を摘み、葉の数を減らしておきましょう(結果として葉刈りに近い作業になりました)
強めに伸びた芽は1~2芽で摘み、葉も刈っておく
普通の勢いの芽は下のように葉を刈らずに残しましょう
ちなみに、くちなしの葉は対生ですが、このように3枚の葉がでることもありますね
このような葉の出方を三輪性というらしい
やはり5月19日のつれづれ草でご紹介したくちなし(当時の画像)
こちらはかなりの持ち込み品なので、各枝の伸び具合にも落ち着きがありますから
ご覧のように、かなりの樹勢であっても基本の輪郭線はさほど乱れません
やはり持ち込みの古い木はちがいますね
各芽の伸びをよく観察しながら、ていねいに飛び芽をさぐります
そして、飛び芽は原則1芽残しで摘み取りましょう
これから8月いっぱい、好調な樹勢であっても9月中旬くらいが摘みおさめの予定です
それまでに、飛び芽が目につきしだい繰り返し摘み込みます
では
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