2010年4月14日水曜日

フリースクール速報・金雀花

盆栽としては珍し樹種に属する群れ雀(むれすずめ)をご紹介します
持ち主は、昨年の秋フリースクール速報に一番バッターで(真柏ミニ)登場したマユちゃんです

フリースクール速報一番バッターへ

この群れ雀はマユちゃんの主力の10㎝サイズのミニよりもちょっと大きめですが
毎年花を見るためには、やはりこれくらいの大きさが適当でしょう

群れ雀は一名金雀花(きんじゃっか)とも呼ばれ
盆栽界ではこちらを使う方が多いようですが、どちらもすばらしい命名ですね

水と肥料を好み丈夫な植物ですが、小枝が伸びやすい性質のため
盆栽としてこのような小品サイズの骨格にまとめ上げるのは、案外難しいのですが

いちど出来上がってしまうと後の管理は切り込みだけなので
樹形の維持がぐーんと楽になります

花後に昨年の枝まで深く追い込み
夏の水を切らさないように管理します

また、初夏から夏にかけてぐんぐん徒長しますが、まったくの無駄枝以外の剪定は我慢し
晩秋に浅く切り込みをして春の開花を待ちましょう

夏季に徒長枝の先端をちょこちょこ摘むと
来春の花芽は期待できませんよ


2010/04/11撮影 樹髙12×左右20㎝

とぐろを巻いた根のおもしろさを利用した懸崖式
持ち込みにより最初は黒っぽかった木肌も、やや灰褐色を帯びて古色感がにじんできました

小さめの鉢を選んだので夏の水やりがたいへんでしょうが
堀江美功鉢の水色と鶴丸の赤とが、鮮やかな花の黄色をさらに引き立てています


花弁が開くと蝶形の鮮やかな黄色です
背景となる葉の深い緑もいいですね


灰褐色を帯びつつある根
持ち込みの効果が徐々に現われてきましたよ


後ろ姿

それではまた!

0 件のコメント:

コメントを投稿