盆栽としては珍し樹種に属する群れ雀(むれすずめ)をご紹介します
持ち主は、昨年の秋フリースクール速報に一番バッターで(真柏ミニ)登場したマユちゃんです
フリースクール速報一番バッターへ
この群れ雀はマユちゃんの主力の10㎝サイズのミニよりもちょっと大きめですが
毎年花を見るためには、やはりこれくらいの大きさが適当でしょう
群れ雀は一名金雀花(きんじゃっか)とも呼ばれ
盆栽界ではこちらを使う方が多いようですが、どちらもすばらしい命名ですね
水と肥料を好み丈夫な植物ですが、小枝が伸びやすい性質のため
盆栽としてこのような小品サイズの骨格にまとめ上げるのは、案外難しいのですが
いちど出来上がってしまうと後の管理は切り込みだけなので
樹形の維持がぐーんと楽になります
花後に昨年の枝まで深く追い込み
夏の水を切らさないように管理します
また、初夏から夏にかけてぐんぐん徒長しますが、まったくの無駄枝以外の剪定は我慢し
晩秋に浅く切り込みをして春の開花を待ちましょう
夏季に徒長枝の先端をちょこちょこ摘むと
来春の花芽は期待できませんよ
2010/04/11撮影 樹髙12×左右20㎝
とぐろを巻いた根のおもしろさを利用した懸崖式
持ち込みにより最初は黒っぽかった木肌も、やや灰褐色を帯びて古色感がにじんできました
小さめの鉢を選んだので夏の水やりがたいへんでしょうが
堀江美功鉢の水色と鶴丸の赤とが、鮮やかな花の黄色をさらに引き立てています
花弁が開くと蝶形の鮮やかな黄色です
背景となる葉の深い緑もいいですね
灰褐色を帯びつつある根
持ち込みの効果が徐々に現われてきましたよ
後ろ姿
それではまた!
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