2003年3月18日火曜日

盆栽セリ(1)

今日は日本皐月協同組合の交換会です
交換会は午前8時始まりです
早いでしょ

みなさんは盆栽交換会を知っていますか?
セリによるオークションのことです
テレビや映画で絵画のオークッションの場面を見たことがあるでしょ
ひらたくいえばあんな感じです

セリの方法には二通りあります
一つは交換方式です

セリ人が品物の価格を推定して、約三分の一から半分くらいの値段をつけます
発句(ほっく)といいます
その発句を基準にしてセリ上げていきます
買いたい人が値段を示す声を、ヤリといいます
ヤリをつく、というんです

セリ人は、ヤリが途絶えたころ、または価格が適正と推定されたころを見計らって
荷主に売る売らないの意思を確認します

値段の折り合いは簡単にはつきません
そのときがセリ人の腕の見せ所です

売り手と買い手の値段の開きを、双方を説得してうまくまとめるのです
いわば仲人の役目です

こう書くとゆったりとした感じがしますが
一連の流れは瞬時です
早技でやらねば、何百点の品物を短時間でさばくことはできません

ゆっくりしたペースでも一時間に80~100点くらいのペースでしょう
プロの売買は早いです

以上が交換方式です
アマチュアの方々が楽しみでやる盆栽交換会は、ほとんどこの方式です

明日は土払い(どばらい)方式についてお話しましょう

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