北海道の日高山脈を流れる沙流川に産する幸太郎石は、その色彩の多様さと石質の良さで知られています。
時として、黒、青、赤、紫などまるで捏ね合せたのでは思うほどに多様な混じり方をして、私達に自然界の神秘性を見せつけていくれます。
最近入手した紅幸太郎石、かなり気に入っています。
間口35×奥17×高さ13㎝で雄大な景を表現するのに適した量感があります。
主峰と副峰のバランスが絶妙、前後の位置関係も遠近感にとむ。
後ろ姿。主峰と副峰の重なり具合が迫力ある姿の源です。
真上からの図。
水石界の常識で許される範囲の加工は施されています。
それにしても高等技術ですね。
人工のマイナス点も養石による時代感による味わいが救ってくれます。
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