10月最後のスクール(10/20)は終日土砂降りの悪天候
それにも関らず、最年少のトリくん、ベテランのクロちゃに、これもベテランのツカさんとターさんのコンビ
そこへ午後から、新人のアオちゃん(女子)もやってきたので、合計5人の出席となりました
いやいや、あの強い風雨にもめげないみなさんの攻めの姿勢、内心強い責任感に押しつぶされそうな盆栽屋.comの小父さんでした
さて、今日紹介するのは、ターさんの山もみじの模様木
葉先までのサイズは約10cmくらいですが、幹筋のしっかりした堂々たる風格です
じつは、この山もみじの前の持ち主はターさんの年上の親友・ツカさんでした
かれこれ6~7年前に私からツカさんの手に渡り
ツカさんが1~2年持っていたんですが
その後に、ターさんが譲り受けたんです
盆栽って、1~2年では変化がわからないことが多いんですが、5年以上の歳月を経ると
さすがにその変化がはっきりと見てとれるようになりますね
ここまでつれづれ草を書いてきて
「もしかして、昔の画像があるかもしれない!?」と思いついたんです
探しました、探しました、約一時間も
それでとうとう見つけましたよ、あー疲れた!外付けのハードディスクに保存してありましたよ
2006/11/16
7年前にはまったくの素材でしたが、今ではすっかり完成度が上がって
予備知識がなければ、同一品であることには気がつかないでしょうね
いい素質を持っていたとはいえ、この段階でこれを最初に手に入れたツカさんの慧眼と
その後のターさんの繊細な管理の共同作業が実を結んだ結果です
現在の画像をこの素材とよく見比べてください
根張りの形や一の枝の位置は昔のまま
その他、目立ったところは、枝数が極端に少なくなっていることです
そして、一番の相違点は木肌の時代感でしょうね
山もみじ特有の縦縞が入った古木へとすっかり変身しています
足元の拡大図
やや下方よりフトコロを覗いて幹筋と枝付きを見ます
この新旧の画像を見比べれば、素材の間は枝をやや多めに付けておき
仕上げの段階で、少しずつ枝数を減らしていった過程が読み取れますね
後ろ姿
昔の画像が見つかったので、いい参考になったでしょう
やっぱり盆栽は手入れと持ち込みの年数が大切なことを改めて感じますね
ところで、この山もみじはまだまだ出世の余地を残していますよ
まず、来春には是非とも二回りほど小さな鉢にいれてもらいたいですね
そこでさらに3年ほどがんばれば
小枝のほぐれや風格など、一段と際立って来るはずです
がんばれ、ターさん!!
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