山もみじの実生苗の中から発見された小葉性の舞姫もみじ
超ミニ盆栽の隆盛とともに近年人気上昇中です
私は、取り木や挿し木用に10鉢ほどの小指くらいの種木を持っていますが
中に1本だけ高さ1メートルで足元の太さが直径8cmくらいの特大サイズのがあるんですよ
去年の夏ごろ入手したのですが、今春にきっちりと根さばきして植え替えたので
今年は勢いがつき子孫繁栄に貢献してくれることを期待しています
樹高約1m、足元の太さは直径8.0cmくらい
伸ばした枝先などを取り木したり挿木の穂を採取したりなど、繁殖に貢献してもらって
最後に、その元のボディーを活かして、太幹の立派な盆栽に仕立て上げようと目論んでいます
さて、その弟分で小指ほどの種木が9本ほどあるんですが
この入梅前に先端を取り木して超ミニ盆栽をゲットしようと思います
早春の2月末から今ごろまでと
春の新葉が固まったころ(入梅前)が取り木の適期です
今回は入梅前に施術するつもりなので
その下準備をしておきます
先端の2ヶ所に取り木をかけます
先端の徒長させた枝を粗切(あらぎり)しておく
選定した枝先は挿木の穂として活用する
環状に表皮を剥く予定の箇所の下部に5~6重に針金を巻いて
結び目を最後に軽く締めておく
新芽が吹き葉の固まるころ(5月中旬)ごろになると
針金でせき止められた上部に栄養素が蓄積されるので、その箇所を環状に剥皮すると発根しやすい
さらに、剥かれた箇所に形成されたカルスが発達し過ぎて下部と癒着してしまうこと
針金がを妨げてくれるので、取り木の失敗がないわけです
もちろん、環状剥皮のさいに形成層を取り除き木質部に達するまで溝状によく削り込むという
取り木の鉄則は守ってください
同じく粗切りの剪定
針金を巻いて結び目を軽く締める
赤印を環状剥皮する
よろしいですか、みなさん
取り木を掛けようと思っている箇所に、あらかじめ針金を巻いておいて
葉で作られた養分をそこで堰き止めて蓄積しておくと、発根しやすいんですね
あらかじめこの作業をしておくと、発根を早め、発根数も多く
取り木の成功率がグーンと向上しますよ
秋には舞姫もみじの超ミニ素材がたくさんゲットできますよ
では
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