2010年2月13日土曜日
スクール速報・山もみじ
はりきりボーイのハシやんが長年培養している山もみじの双幹
よほど制御のきいた適切な管理を続けなければ、この繊細な味わいはでないですね
優雅で無理のない自然体の樹形、細かくほぐれた枝先はもちろん
樹勢も強すぎず弱すぎず均衡のとれた培養ぶりがみごとです
盆栽を鑑賞するひとつの視点として、その樹種本来の特性が強く感じられる場合、「らしい」という言葉が使われますが
この双幹などはまったく「もみじらしい」というほめ言葉がピッタリですね
ちなみにこの単語は「いい木だだけれど、らしくないナ」などと否定的に使われることもありますが
あくまでその盆栽の高いレベルでの評価をするときの言葉ですね
枝分かれの箇所に3ツも4ツも芽をつけず、しっかり二股に整理することを励行しています
この根気のいる作業の繰り返しによって、このような繊細な枝先が作られるのです
とはいえ、盆栽は永久に未完成であり完璧ということはありません
私の見るところ、この主幹の食付き状の下枝が問題ですね
全体の姿からして、この食付き枝は蛇足のような気がします
ない方が立ち上がりに空間ができ、よりすっきり感と優雅さが感じられると思います
思い切って切ることを私は提案しました
ハシやんは傷口ができることだし今更切る気にはなれないようでしたが・・・
もっともこれくらいに完成度の高くなった盆栽を改作するのには
誰だってかなりの勇気がいりますよね、簡単にその気にはなれなせん(笑)
参考に食付きの下枝を切った場合の画像を想像してみました
みなさんはどう思いますか?
あとは赤点の芯にあたる部分を充実させることですね
もちろんこれは時間の問題ですから、ハシやんは楽々とやってのけるでしょう
では
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