2005年11月8日火曜日

山もみじ株立ちの正面

盆栽はまず「正面」が大切
しかし、一度決めた正面は見慣れているので、新しい正面には変えにくいですね


この山もみじも、入手したときから双幹と決め込んでいて、この角度から見ていました
それでいて、牛の角のようでうまくない、とは思っていても手をつけないでいたのです

子幹を切ろうと何度も思いましたが、大きな傷になるし
それに第一、子幹の愛嬌がいいのでもったいなくて我慢してきたんです

葉を刈り落としてみると、1年間の培養でけっこう小枝が増え
特に、親と子の左右の枝の張り出しにいい表情が出ています


さて、ぐるぐると廻しながら見ると、どうもこの角度あたりに個性が感じられます
うーん、いけるかな?


ポイントは親幹と子幹の流れの調和です
親幹の流れを内側(右)方向へ向くように剪定し、子幹も同じような流れに切り込みます

親の左に張り出した枝と子幹の右に張り出した枝、この調和も大切です
どうです、まとまったかな


現在の姿では、ちょっと苦しいけれど、なんとかまとまりました
左右に広がりのある樹形が特徴です

後ろに数本の細い幹が立っています、将来これらを太らせて株立ちに仕上げましょう
また、親の左の枝の力が弱いので、来年以降の課題にします

盆栽は、正面を決めてその角度からの整枝を繰り返せば
1~2年で自然な感じに仕上がってくるものです

みなさんの身の回りにも、このように正面がカッチリと決まらない素材はあるものです
さあ、新正面を探して「樹格アップ」といきましょう!

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