どちらかというとやや冷夏ぎみの、不順な天候の夏にもかかわらず
10年目を迎えたけやき箒作りの作柄は順調でした
春の植え替え時に太めの根を残らず剪定した効果でしょう
枝もよく分岐してごらんの通りです
「枝作りは根作りから」と先人の教えにありますが
やはり本当ですね
根がゴツければいくら芽摘みや葉刈りを繰り返しても
ほんとうの小枝の柔らかさは出ないものなんです
また、植え替えた年は幹は太りにくいのが普通ですが
あんのじょう、幹は目立っては太ってはいない感じです
昨年の画像よりも一段上がった感じです
やはり、小枝のほぐれがものをいっているようです
肥料もやや控え気味に管理したせいか
小枝の先がやや細めに仕上がったような気がします
輪郭線をそろえる感じで軽く剪定しました
やや拡大して見る
後ろ姿
大好きな盆栽ですが、商売でやっていると、10年も持ち続けているものは
ありそうでなかなかないものですよ
売り忘れて押し入れや引き出しの奥に眠ったままの小鉢や水石などはあるでしょうが
それらと違って盆栽は手入れの必要な生き物ですからね
このけやきも越冬すれば来年は11年目になるわけです
どのように変化成長していくか楽しみです)
それではまた
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