2023年8月26日土曜日

白交趾丸(中渡り)

 


間口13.5×奥行13.5×高さ8.5㎝



昭和の初期に中国で作られた白交趾の丸鉢。
長年の丁寧な使い込みにより、いぶし銀の
ような味わいです。


丸形の鉢にしては、ボデイの下部が良く締まっており
優雅さも備わっています。



花物や実物盆栽など、広範囲に使えます。





2023年8月25日金曜日

きんず

4,5年前の剪定の際に 切り落とした小枝

を10本ばかり挿し木しておきました。


芯のてっぺんまでは16㎝程あります。
足元に変化と動きがあるので何とか
物になりそうです。


将来は芯を切り詰めて10㎝くらいにまとめるつもりです。


きんずの培養のポイントは、3つあります。
1,とにかく寒さに弱いので、凍らさない。
2,水のやりすぎは厳禁。
3,肥料は多めで元気よく


2023年8月24日木曜日

 瀬田川虎石小品


    秋の川真白な石を拾いけり   漱石



瀬田川虎石 間口14㎝



この小さな虎石も気の遠くなる程の
歳月を経て・・・人の目にとまったのです。
今では句に詠まれた白い石も何人かの
愛玩物となっているかも
知れませんね。





裏面。


2023年8月22日火曜日

楓ともみじ

俳句の世界では、楓の最も美しく紅葉したものをもみじと詠むらしい。

そば喰わす茶屋見つけけり紅葉狩り

                 逢郎



楓の超ミニ取り木素材です。来春には化粧鉢に移して
7分通りの仕上がりを目標に頑張ります。


まだ本格的には正面は決まっておりません。


思い切って現在の裏面を正面に持ってくる構想も
まんざらではないようです。



2023年7月28日金曜日

百日紅文人木

ゆふばえに こぼるる花や さるすべり   草城


              
樹高25㎝



 七月の半ば頃よりポチポチ咲き始めて、長い夏の間咲き続ける百日紅。
 その名の由来は諸説ありますが、百日間も鮮やかに咲き続けるところ
 から来たのでしょう。

 やや紫がかった濃い花の色が印象的です。


 

2023年7月10日月曜日

ミニ水石

 我が家の客間のウインドウケースから出てきた瀬田川のミニ水石。おおよそ10年ほど前に、松戸市内にお住いだった愛好家さんのご遺族から譲って頂いたものです。

瀬田川石

間口9.5×奥行6.0×高さ6.2㎝


我が家に来てからは、床の間の脇のウインドケースの奥の方に鎮座していたのを覚えています。このところちよっとお目にかかっていなかったんです。

どうやらケースの奥のそのまた奥が指定席になっていたようです。



キメの細かい石肌の大人しい瀬田川石です。
しかし大人しいとは言えタップリと落ち着いた
感じなので、男性の愛好家好みに見えます。
ところがこの石は女流愛石家の持ち物だったのです。
読者の皆様はそのあたりをどうお感じになりますか?



後ろ姿


側面より



2023年7月3日月曜日

染付正方一対

染付正方一対

間口8.3×奥行き8.3×高さ6.3㎝ 
間口5.6×奥行き5.6×高さ4.3㎝

磁器 無落款 産地作者不明
無傷完品



以上あたりがこの染付鉢一対の情報です。



この先作者や産地名を求めていくとなると
使われている胎土や作風からいくしかありません。



胎土は磁器土が用いられていますね。
次に作風の特徴としては、ボデイの成型の際に流し込みの技法が用いられて
いることです。
このように多方面から検証して推理していきます。






2023年6月13日火曜日

神居古潭石(青)

どこを経由して我が園に来たのかも忘れましたが、つい最近まで瀬田川産と思い込んでいたのを、ある日よくよく眺めてみるとどうも青の神居古潭らしいのです。
時代のいい石の場合にはままあることで、商売人としては日頃から気を付けなければならないことです。反省!!


神居古潭島形石

間口21×奥行18×高さ21㎝

ものすごく時代がいい。石質がいいので大きさの割に重い!


右側面より

まったくのウブ石です。



真裏より

母岩は淡い水色です。時代感のため、何色だか識別できなかったので、産地名を間違えたのですね。力強いフォルムにも見どころ十分です。



 

2023年4月22日土曜日

古谷石・嵯峨重塁

石仙堂命名の「嵯峨重塁」についての説明が不足しているようなので補足します。

京都盆地の北西部に位置する嵯峨地域は、なかなかに複雑な地形をしており、そのような風景の共通のたたずまいから命名に至ったのでありましょう。

辞書で調べると、塁は土で幾重にも重ねた小さな城のことを言うそうです。
ですから、幾重にも険しく重なった嵯峨の険しい山間部の様子を重塁と名付けたのでしょう。いくつもの鋭い峰が切り立っていますね。


峰々には多くの小城が重なり隠れています。
何とも迫力のある命名ですね。


後ろ姿、


間口12×奥行10.5×高さ4.8㎝

台座を外して見る。



後ろ姿。
 

2023年4月18日火曜日

愛好家Aさん」のこと

盆栽屋宮本園に出入りしていいる愛好家さんの作品です。
Aさんはミニ盆栽からミニ鉢の修理まで、多くのジャンルをこなしますが、最近腕を上げているのが水石の台座作りです。


安部川茅舎石
間口6.5×奥行5.5×高さ8.3㎝


日本の昔話に出てくるようなホンワカした屋根の感じがおもしろい。


後ろ姿。



台座の内側に漆を塗って出来上がりです。

 

古谷石・石仙堂石友斎百穂とは?

石仙堂の箱書きのある古谷石の小品を手に入れました。
これは「嵯峨重塁」(さがじゅうるいと」読むのでしょう)と読むとして、京都の北西の嵯峨地域の景色から命名された銘であると推測します。盆地を含んだ複雑な地形です。


石仙堂(せきせんどう)は石友斎(せきゆうさい)や百穂と同一人物です。
ですから、石仙堂石友斎百穂という長い命名になることもあるわけです笑。


後ろ姿。間口12×奥行10.5×高さ4.8㎝ 
古谷石特有の袋式の豪華な台座つきです。

昭和の中期から後期にかけて石友斎百穂氏により、多くの銘品が地元を離れ東京へと運び込まれました。



 

2023年4月16日日曜日

古谷石名品

古谷石・銘「富士」石友斎百穂
真口8×奥行4×高さ⒉6㎝

今までに手にした超ミニの古谷石の中でも、三本の指に入ることは確実(ナンバーワン)かな?
さすが石友斎と名乗る谷本百穂氏が世に送り出した傑作超ミニですね!
そうなんですね!石友斎百穂は昭和の中期から後期にかけて、古谷石の名品を地元和歌山から東京へと紹介した功労者なのです。
百穂氏の箱書きは、時と共に貴重なものとなっています。大切にしたいものですね。



間違いなき石友斎百穂氏の箱書きです。箱書きは古谷石の鑑定証となります。


後ろ姿。時代感も抜群です。


箱の裏書きです。



袋式の独特な台座です。


後ろ姿です。


山の頂部分をつまんで空中に持ち上げても台座は外れません。
これも名人芸ですね。


 

2023年3月20日月曜日

古渡南京一対

長年親しくおつきいさせて頂いている方のご紹介で、最近思いもかけぬ名品に出会いそれらを手に入れることができました。


古渡南京珊瑚釉木瓜式
間口25×奥行20.8×高さ5.7㎝


古渡の中でも希少価値の珊瑚釉薬


当初から鉢として作られrたので、うぶ穴です
この点も誠に希少です



寸法もほとんど同じ
初めから対として作られました



古渡南京瑠璃釉薬木瓜式
間口25×奥行20.6×高さ5.5㎝

湖のように澄んだ深い色