2019年2月6日水曜日

掘り出しもの!

立春の前の数日間が一年中で一番寒いといわれますが、先週の土曜日あたりの早朝の冷気はさすがに半端なかったですね。市内に古くから続いている小規模なアマチュア中心の盆栽交換会の開催日だったので、あの早朝の冷たい空気をかき分けるようにして、出かけたんです。ちょうどこの季節の見ごろの花といえば、梅と木瓜(ぼけ)です。徒然草でみなさんにお目にかけられるような、掘り出し物とめぐりあわないかな・・・
そういえば、

盆栽の道に入って何十年になりますが、ずいぶんと掘り出しものに巡り会ってきたはずですね。言い換えれば、その掘り出しものと巡り会うために盆栽をやっているといえるほどに、常に何か素晴らしいも
のを追っかけているのが盆栽人なのではないでしょうか?
それが証拠に、私達親しい友人同士の挨拶の中には、何かいいものはいっているかい?、という言葉が必ずといってほど挿入されています。

話が横道へそれました。そんなこんなで、その日の掘り出しものがこの山もみじだったのです。樹高は13.5cmで左右は27cm、傷っけのない自然体の古いシロモノです。

取木ではなく実生で出来た足元と根張りのようで、人工くささのない自然な味が特徴。枝はちょっと多めのようですが、一度に追込まずに不要な枝からバランスをとりながら1本ずつ減らしていくつもり。

後姿。今年の春先には何か似合いの化粧鉢を探して植替えましょう。何時までも仕立て鉢だと正面が決まりにくいので、何時までも形がきまらないという欠点があります。

後姿の拡大図。小枝の先も一度もっと透かして整理する必要がありますね。数年かけてじっくりいくとしましょう。たのしみです。



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