そう、いち幹、に枝、さん根張り、と昔からいわれますね
順番はともかくとして、三要素筆頭の「幹筋」の考察によって
重大な改作のヒントを得られることが多いのです

樹高12cmの寒ぐみ
足元の座が大きく、そのあたりの古木感がこの寒ぐみの最大の特徴です
しかし、幹筋はまだそれほどの力強さがありません
なんとかサイズを縮めて幹筋に力強さが欲しいものです
さあ、幹筋をしっかり考察してみましょう

左側が正面
白点を下から追っていくと
前枝として活用している枝を新しい芯として立て替え可能なことを発見
思い切って従来の芯を飛ばすことにします

従来の芯を切り離した図

正面から
いかがですか
幹筋はしっかりと通っていますね

切り口はしっかりと処理しましょう

又枝切りの後は切り出しナイフで丁寧に削りましょう
傷口には癒合剤を塗ることも忘れないように

左右の枝もバランスよく切り込みます
樹高は7.0cm
サイズが短くなったため、足元の力強さが強調され
小さいいながら姿に本格的な模様木としての風格が感じられるようになりました

当初の完成予想図
ほぼ理想通りに改作がなされたことがおわかりですね

足元の拡大図

後ろ姿
さあ、みなさん、ご自分の盆栽の幹筋を改めて考察してみましょう
改作によって樹格が大幅にアップするような素材が見つかるかもしれませんよ