月之輪涌泉と並び昭和の代表的な絵鉢作家・市之倉石州は、石州窯と名乗る工房の窯元としても多くの作品を残しました。
ですから、「市之倉石州」の落款は石州単独の作品で、「光峰」と記されたものは、その工房でスタッフ全員の作品であるわけです。
ですから当然、両者の金額的な評価はかなり異なってきますが、市之倉石州の作風は石州窯の作品にも色濃く反映されていますので、光峰の落款の大量生産品であっても十分に楽しむことができます。
後列三個のうち中央の外縁丸鉢が光峰鉢
下の画像のこれ
↓
光峰・黒泥外縁縄縁丸
間口5.2×奥行5.2×高さ3.3㎝
市之倉石州の作風である精緻、繊細、正確なイメージが具現された作品です。
後列三個の真ん中の外縁丸鉢が光峰鉢
泥は黒色で外縁が大きく張り出して、外縁に縄目の模様が入っています。
落款は「光峰」
0 件のコメント:
コメントを投稿