- 時期:7月下旬から(根が出てから)秋の彼岸ごろまで
- 適用樹種:出猩々もみじ・山もみ・楓など取り木をかけて発根したもの
- 道具:又枝切り・剪定ハサミ・針金切り・ピンセット・切り出しナイフ・やっとこ・ミューム針金(一mm~3mm)
- レベル:超初心者から達人まで
- ポイント
- 発根の状態を見極める・親木からの取り外しの時期を選ぶ
- その後の管理 発根の状態や時期の関係を考慮に入れて、取り外すか、養生をして来春まで我慢するかを決定する
- 置き場は普通どおりが理想、水の管理によっては半日陰も可
- ただし肥料はやりません(親木の鉢の中もダメ)
入梅前に環状剥皮で取り木をかけた出猩々もみじが発根しました
モヤシのような根がビニールに当たって下へ伸びています
初めのころ出た根は既に茶色になっています
ビニールを取り外してみます
根が網の目をくぐって外へ飛び出してきています
植物の生命力を感じる瞬間です
もうと親木から外しても大丈夫です
充分新しい根で生きていけます
また早く親木から切り離した方が自分の力で生きる力がついて
もっとたくさんの新しい根を出す刺激にもなります
」
ところが今年は例年にない真夏日が続いています
慎重を期して、根の養生をしておいて
取り外しは来春まで我慢することにしました
まず大き目の網を用意します
今までの網は取り外しません
新根を傷めるないようにするためです
やや荒めの赤玉土に桐生砂を一割ほど入れた用土を
外側と内側の網の間に入れます
均等に入れましょう
出来上がりの図です
こうすれば新根は内側の網をくぐってのびのびと活動できます
秋までには外側の目からも根が飛び出してくるでしょう
冬は凍らさにように管理します
来春、彼岸ごろに親木から取り外します
その場合の注意点は
取り木をかける際に皮を剥いた親木は完全に取り去ること
その場所にカットパスターなどの傷口癒合剤で保護しておきます
つまりお尻の部分をきれいに処置して、親木から取り外した傷口が完全にふさがるようにします
底の部分からの腐り込みを防ぐためです
0 件のコメント:
コメントを投稿