盆栽の書籍類より
盆栽鉢ガイドブック
村田憲司ほか共著
樹石社
昭和53年発行
中国古渡り鉢
中国古渡り白泥鉢など
鑑賞や蒐集のための有益な知識がまんぱい。
昭和の名人平安東福寺
土に生き炎と苦闘した陶工を全解説
作品を詳しく解説
ごく希にしかお目にかかれない曙山の
作品をご紹介しましょう。
曙山と若原英正は師弟であったとも
言われていますが、さだかではありません。
間口4.5×高さ1.8㎝
残された曙山作品は英正に比べて極端に少ない。
出来上がりの技術は
どちらが勝るとも劣らないといわれている。
同じような意匠の唐舟が英正にもそんざいします。
舟の帆の元に曙山の落款。
畑中兵衛著
盆栽鉢
陶芸鑑賞と楽しさ
平成八年九月11日発行
市川苔洲
写真掲載だけでなく、解説文も豊富。
古伊万里染付
なんと、その昔に身近なところに存在したいっぴん。
懐かしい!
挿し木5~6年生
樹高28㎝
人差し指くらいの太さ、
素材と種木の部分に分けて持ち込むとよい。
春から入梅にかけて挿し木と取り木により
種木をゲットして別々に育てる。
この部分は15㎝の小品として持ち込む。
後ろ姿。
過去の舞姫の記事を参考にして
取り木と挿し木を実行しましょう。
10年ほどまえに行書体で仕上げた苔洲の箱。
窯変の出た独特の辰砂釉薬が良く似合う。
苔洲としては間口37センチと破格のサイズ。
大正の末から昭和初期の苔洲全盛期の作品。
たっぷりと奥行きのある楕円は、
実用の美に溢れています。
苔洲の代表的落款、たいしゅうと読みます。
白っぽい独特の土目も見てとれます。
市川苔洲辰砂窯変楕円鉢
間口38×奥行27×高さ4㎝
蕎麦釉薬
落款は「苔洲」
大正の末あたりから昭和初期の名品