今年の6月に、今日と同じく「舞姫もみじのボディー作り」の題名で書いた時のつれづれ草の教材を
ネットのお客さまに欲しがられたのですが
あいにくその舞姫は先週の日曜日に遊びに来た市内の親しい友人に欲しがられ、買っていただいたばかりだし
もう他の目ぼしいものもほとんどなくてハタといきづまってしまいました
さらに、その舞姫をつれづれ草を見た方から、貴方の友人からその舞姫を購入(買い戻す)することが可能かどうか知りたいのだが
いかがでしょう?とのお尋ねがあり、慌てふためくこととなる
小葉性の舞姫もみじに魅せられて、取り木や挿し木で繁殖してやや3年ほど
やっと本数も殖えてきましたが
正直、昨年あたりまでは数を増やすのにも気を配らなばならず
ひたすらに木姿重視の剪定を優先するわけにはいきませんでした
今年なってやっと本数だけは目標に達したので
剪定の際にも惜しげなく枝を切り落とすことができるようになったのが実情です
つまり、今年になってやっと量より質への道程へ入ったということで
上述のような人に欲しがられるような木筋のいいものはめったにないのです
そう、確率でいうと取り木素材の中から20~30本に一本あたりがやっとで
もしかすると50本に一本くらいかもしれませんよ
来年以降になれば期待のできる素材が少しは出てくるでしょうし
私の手順も向上して、いいものができる確率も上がってくるでしょう
それまでは、とにかく我慢と辛抱
焦っても無駄な骨折りになるばかりです
ボディー作りは何よりも辛抱が肝心
急がば回れ!!
ところで欲しがられた舞姫はと申しますと
ことの成り行きを理解してくれた友人があきらめてくれたので、新しい持主の元へと旅立ちました
2016/06/01 2016/02/19 2015/11/23 2014/10/02 2014/01/20
そんなわけで、目指す道はまだまだ険しく思うようにはいきませんが
遅々とした歩みであっても確実に進歩はしております
がんばりますので
何卒ご声援を!!
自家製の取り木素材
個性的な懸崖を目指しています
足元の間口は3.5㎝で樹高は6.0㎝くらいを目標にしています
来春にはボディーのみ残して大幅な切り込みを行います
主要な骨格
来春の大幅な切り込みの後に樹芯と一、二の主要枝の骨格を作ります
この木も楽しみしている優良素材です
変形な株立ち樹形ですが
ゆくゆくは単幹の模様木へと変貌させたいと思っています
赤点の箇所からの不定芽を期待して
来春から入梅ごろを目途に追い込みのいチャンスを狙います
正面の足元の左右は約5.0㎝あります
目標の樹高は6.0から7.0㎝で、ずんぐりとした力強さをポイントにします
これはちょっとボリューム不足ですが
少し時間をかけて臨みたいと思っています
不定芽が多そうな感じが楽しみです
まだ未知数な部分も多いのですが、足元の動きにおもしろさがあります
あまりたくさんはご紹介できませんが
ともかく頑張っています
一本一本の素材の個性を尊重して
妥協のない樹形を徹底的に探求していきたいと思います
どうかよろしく
0 件のコメント:
コメントを投稿