ぶなや山もみじなどのように、木肌の白い美しさが見どころの樹種には
消毒を兼ねて石灰硫黄合剤を直接塗ります
毎年もしくは一年おきに繰り返すことにより、持込の古さとあいまって
木肌は品格のある白い美しさを呈してきます
それでは、今日は富士ぶなをお手本にして勉強しましょう
あらかじめ歯ブラシや金ブラシで幹肌の汚れを掃除しておきます
汚れたまま塗布すると、かえって不潔な感じがして見られたもんじゃなくなりますよ
用意するものは、小皿と筆と水彩絵の具の白色
消毒液(原液もしくは2~3倍液)に白色の水彩絵の具を少々混ぜる(絵の具は混ぜなくともいい)
絵の具は水彩に限りますよ
油彩絵の具はぜったいに使用してはいけません(盆栽を傷めます)
全体に霧水をタップリかける
液を滑らかに塗るためと
液の濃度をやや薄めるため
冬芽にさわらないように(液の濃度が濃いため)枝と幹の部分に塗る
この場合、樹芯から、つまり盆栽の上部から開始します
あらかじめ霧水を施しておいたので
液は滲むように滑らかに下部へと染みて上手に塗れます
筆にたくさん液を含ませすぎると、鉢土まで走りかねません
慎重に少しずつ
最後に足元の根張りにも慎重に塗布します
決して根に染みこませてはいけませんよ
作業完了
なるべく早く日に当てて乾かします、数時間経ってからムロに戻すこと
乾燥が不十分だと水やりで液が溶けて流れてしまいます
乾燥直後はかなりの厚化粧(笑)に見えますが
水やりの水を浴びるたびに落ち着いた感じになってきますから、大丈夫
また、小枝の先端部の消毒は
この作業の前か後に、30倍液のドブ付け法か散布法で行いましょう
では実行!!
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