私が繁殖に力を入れている「舞姫もみじ」は
現在、挿し木苗まで入れると数100本になったのですが
なかの約50本は、挿し穂や取り木の種木として活用するつもりの大切なもの
それらは、新芽を切らずに1メートルも徒長させて
ご覧のように支柱を立てて上へ上へと伸ばしている状態です
そこで、この背の高い種木をどうやって冬越ししようかが
ちょっとした私の悩みでした
というのは、我が園の冬囲いの設備のほとんどが小品盆栽向きに作られているので
1メートルでは頭がつかえて収納不可能なんです
ビニールハウスもあるにはあるのですが
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のようなわけで、年が替われば始まる植え替え用に必要なので
舞姫もみじで占領してしまうわけにもいきません
そこで作ったのが、このようにコンパネをブルーシートで囲った簡易小屋の感じ
みためはイマイチですが、けこうなすぐれものと自負しています
北と西側からの冷たい風が当たらないようにして
屋根にもコンパネを張って雪の重さにも耐えられるよう、強度には十分の注意を払いました
南と東側は原則として開け放し式
東側には巻き上げ式のシートのカーテンを備えましたが、なるべく使わないようにしています
この両側を透明ビニールで覆うことも考えましたが、過保護にすると春の芽出しが早くなり過ぎて
挿し穂の採取や取り木時期が短縮されますから、今回はスパルタでいくことにしました
もちろん、寒中には鉢土が凍結するはずですが、まずは暖か過ぎず、しかも乾燥した冷たい風は遮断された
自然の状態でのなかなかいい環境ができ上がりました
けっこう鉢土も乾くので、毎日のように水やりしますが
とくに、奥の方に押し込んである鉢の水切れには気を使ってやります
ということで、霜と冷たい北風を防いだだけの
簡易な冬囲いの方法をご紹介しました
では
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