2008年2月27日水曜日

寒ぐみ改作

盆栽の三要素といえば
そう、いち幹、に枝、さん根張り、と昔からいわれますね

順番はともかくとして、三要素筆頭の「幹筋」の考察によって
重大な改作のヒントを得られることが多いのです


樹高12cmの寒ぐみ

足元の座が大きく、そのあたりの古木感がこの寒ぐみの最大の特徴です
しかし、幹筋はまだそれほどの力強さがありません

なんとかサイズを縮めて幹筋に力強さが欲しいものです
さあ、幹筋をしっかり考察してみましょう


左側が正面

白点を下から追っていくと
前枝として活用している枝を新しい芯として立て替え可能なことを発見

思い切って従来の芯を飛ばすことにします


従来の芯を切り離した図


正面から

いかがですか
幹筋はしっかりと通っていますね


切り口はしっかりと処理しましょう


又枝切りの後は切り出しナイフで丁寧に削りましょう
傷口には癒合剤を塗ることも忘れないように


左右の枝もバランスよく切り込みます
樹高は7.0cm

サイズが短くなったため、足元の力強さが強調され
小さいいながら姿に本格的な模様木としての風格が感じられるようになりました


当初の完成予想図

ほぼ理想通りに改作がなされたことがおわかりですね


足元の拡大図


後ろ姿

さあ、みなさん、ご自分の盆栽の幹筋を改めて考察してみましょう
改作によって樹格が大幅にアップするような素材が見つかるかもしれませんよ

2008年1月28日月曜日

長寿梅太幹素材

長寿梅の太幹ミニ素材といっても
足元から単幹のまま芯まで上がっているの、まことに珍しい

ほとんどの太幹は、複数の根がとぐろをまいており
その根が太って足元を形成しているのがほとんど

今日ご紹介するこの長寿梅、稀少なミニ単幹素材です
さあ、じっくりと眺めて構想を練ってみましょう


株元に癒着した不自然な痕跡は見えないのですが
ともかくこれだけの太さなので、癒着してこれほどに古くなったものと考えるのが普通でしょうね

ふんばった足元にも力がこもり、幹筋の動きにも躍動感が感じられます
出会った瞬間に強い創作意欲に動かされました

ちなみに、長寿梅の植替えの適期は秋の彼岸ごろと言われていますが
冬の保護を考慮に入れると、やや早め(9月初旬中心)にした方がいいと思います

また仕方なしのギリギリ遅めの限界期は、寒中前までとします
植え替えてすぐに気温が上がって来る時期、つまり早春、そのころにはすでに遅いですよ(根瘤病のもと)

それと、植え替えたあとに、抗生物質系(マイシン)の殺菌剤液に
30分ほど鉢ごと漬けて根を消毒してください

以上のことはしっかりと頭に入れておいてくださいよ


正面の拡大図


早くて3年、完成予定図のように枝ほぐれをみるまでには、5年くらいの培養が必要となりましょうが
稀にみる素質は瞠目に値します


前方上方より

樹高5.0×左右9.5cm

2008年1月25日金曜日

けやき実生の成長過程


No.1 2008/01/25 撮影

か弱い苗だったのが、かなりしっかりと充実しほうき作りの基本形ができつつあります
No.2が特別に成長著しいので、比べると見劣りはしますが、木筋においては決して引けをとっていません

おおよそ半年分くらい成長が遅れていると見ればいいでしょう
盆栽の一生という長い目でみればわずかな差なので、遠からず追いつくことは間違いなし

この段階では、木の太りや枝の伸びばかりに気をとられないで
何よりも、ほうき作りの「筋」を見誤らないことが肝心です


参考までに、2007/05/25 撮影の姿です
いじらしいほどに、幼~い、ですね


No.3 2008/01/25 撮影

このNo.3もかなり太り、幹や枝の充実が著しいですね
昨年の夏以降に成績がよく、しっかり成長しました

植物にも人間と同じく、伸び盛りの時期があって
それが個々に少々ずれて訪れるので、目立たない奴が急激にゴボウ抜きに出世することがあるんです


ちょっと貧弱で頼りなかった昨年(2007/05/25撮影)の姿
驚くほどの成長です


さて、このNo.3には前項でご紹介した枝抜き作業が必要です

1 白点で印した枝分かれが蛙股になっていますね、これは外しましょう
2 緑点と赤点で囲まれた箇所には三つ又の枝分かれがありますので
  枝分かれが素直になるよう、二又に直します

2008年1月21日月曜日

けやき実生必殺技(続)

さて、昨年末に必殺技をご披露したけやき実生二年生
早くもお約束の一ヶ月が経ちました

大切にムロの中で越冬中ですが
さあ、はたして必殺技の効果はあったでしょうか


ていねいに針金を外します
針金は切ってもよろしい、ですかくれぐれも間違えて枝を傷つけないように


外したままの姿
なんと一ヶ月で癖がついてしまいました

このまんまじゃ、作りたての箒のようです(笑)


わずかに手を添えてほぐしてやりましょう
うん、よしよし、これくらいですね


枝分かれがしまって、天に向かってそびえ立つけやきの姿になりました
枝の分かれが、このように鋭角になると勢いが出るんですね

さあ、こんどは細部の検証です
天に向かう梢の線や空間を乱している枝を見つけたら取り除きます

ところで前の項で、枝抜きの要点は

1 放射状に伸びた枝を良とし、その流れを極端に乱す枝は不要枝とします
2 枝の芯からの別れの角度が大きいのも不要枝
3 不要枝を外すにはハサミを使わず、指先でむしり取るような感じで慎重に作業する

とお話しました

よく見ると、四つの白点で示した枝が流れを乱していますね
枝元の分かれの角度が蛙股で、きれいではありません


拡大してみます

この(白点)が枝元です
今のうちに取り除いておかないと、後々後悔することになります


ハサミを使わず、引っ張り加減に下方へ向かって力を入れる
むしりとる感覚でやるとうまくいきます


途中経過

皮一枚を残した途中経過、この状態から下方へ引っ張ってはいけません
傷口から下の樹皮を傷つけないよう、注意深く最後の皮を指の力で切り離します


途中経過の拡大図
最後の皮一枚を切り離すときが一番肝心ですよ


いかがですか?

針金もかけず、たいした手間もかけず
けやきの理想的なほうき作りの基本形の完成です

必殺技をかける前の姿と比べてください、まるっきり変わっちゃった!
 
けやき実生二年生のこのあとの作業は、春の植替えになります
そのときにもちょっとした工夫がありますので、またつれづれ草でご紹介しますね

では

2008年1月14日月曜日

真柏のお化粧(石灰硫黄合剤)

真柏や杜松のジンやサバに、腐り予防と化粧を兼ねて石化硫黄合剤を塗ります
成分の硫黄が腐りとめになるそうで、その昔は白粉(含まれる鉛がその役目をした)を塗ったそうです


石灰硫黄合剤を塗る前に、幹洗いをていねいに


ブラシや水圧ポンプでこびりついた汚れや苔を掃除します


ここでちょっとした裏技があるんですよ

石灰硫黄合剤の原液に、少々の白の水彩絵の具を混ぜるんです
原液だけだと、乾いた後で黄色っぽくてギラギラくどさが気になるんですね

水彩絵の具を混ぜるときれいな白色に上がります
どうぞお試し下さい


あまりいっぺんに液をタップリつけないで
ていねいに、ていねいに

注意点

1 水吸いの部分にはみ出さないように
  冬季なら害はありませんが、見た目がよくないですね

2 葉に液体がかからないように
  これは害有りですよ

3 鉢土に染み込ませないように
  根がヤケてしまい、大いに害有り


きれいになりましたね

お化粧完了後には日に当ててよく乾燥させましょう
乾燥前に水をやると流れてしまいます


拡大図

なお、雑木類の幹肌の化粧には水彩絵の具を混ぜてはいけませんよ

なぜって?

雑木類の表皮は生きているんです
おわかりですね

2008年1月6日日曜日

山ずみの魅力

ふつう盆栽界で、「ずみ」といえば山取りの黄色い実成りの「山ずみ」のことをさし
おなじ仲間の紅い実のかいどうは「深山かいどう」と呼び、きっちり区別しています

「深山かいどう」はもちろん「ずみ」にも改良園芸種がありますが
「ずみ」に限って盆栽人にはかなりのこだわりがあって、山取りものをわざわざ「山ずみ」とていねいな呼び方をします

このことは「山ずみ」の盆栽としての優れた特性が抜群であり
好素材が稀少である証拠なのです

さて、その山ずみの優れた特性を

1 鮮やかでありながらも通人好みの渋さも兼ね備えた小さい実成り
2 細かく分岐する優れた枝打ち
3 持込の古さととも寂びた野趣を感じさせてくれる木肌の荒れ
4 古木となっても元気で盆養に耐える強壮な樹勢
5 取り木や挿木、接木で多様な繁殖法

といいことばっかり並べましたが
たった一つだけ、なかなか実が成りにくいという、盆栽人によく知られた短所もあるんですね

この山ずみの実成りについては、おもしろい話がいっぱいありますよ

実を成らそう成らそうと何年も我慢辛抱したが成らないので、とうとう諦めて友人に譲ってしまったら
なんと翌年にはみごとに実が成って、じたんだふんで悔しがったがもう遅かった

私だって数年前に、同業者が長いこと丹精してがとうとう実がこない古い山ずみを2鉢買って(もちろんしっかり値切って)
1鉢は翌年、もう1鉢は翌々年と連続で実が成ったことがありました(大いに得した気分になる)

ですから、山ずみは実が成りにくいという先入感に支配されずに
「いいや、実が成るまでゆっくりと木作りしていれば、忘れたころに成るだろう」とゆっくり構える気持ちが大切です

山ずみには雌木雄木の区別はなく、いちど成ればその後は毎年花芽をつけるようになりますから
その点は枝性のいい野梅と同じなんです

盆栽は、根気、根気!!



愛好家さんが山取りの山ずみを取り木した好素材、完成予想サイズは樹高7.0cm

1 取り木予定の箇所をあらかじめ針金で1~2年間結束しておく
2 枝葉で作られた養分が針金でせきとめられて膨らんだ部分に環状剥皮の取り木をかける
3 さらに1~2年かけて親木から切り離す



赤点は将来の芯で、白点が枝の候補

萌芽力の強い山ずみにはあちらこちらに芽当りが見られるので、枝配りには不自由しませんし
枝の欲しいところ(青点)には呼び接ぎも容易です



枝配りの基本予定図

一度実がなっているので、ゆうゆうと木作り枝作りができますね
枝を作っている間に、根もしっかりと発達させて一歩一歩根気よく完成をめざします

2008年1月4日金曜日

紅千鳥改作計画・ミニ盆栽時代に挑む

小品盆栽の人気が高く、サイズもどんどん短縮されてくるいまや10cmクラス(仮にミニと呼びます)と以下のサイズ(同じく超ミニと呼びます)は,ますます隆盛の感があります

その人気の理由を、マンションに住む人が増えたとか、盆栽人口の平均年齢が上がって
大きな鉢は重たくって扱いにくくなったから、という専門業者が多いですね

しかし私は、盆栽に拘る者として
近年における「ミニ盆栽界の技術の発達」という視点を忘れてはならないと思っています

昭和30年代の後半から40年代に興った盆栽大衆化時代のミニ盆栽界にも
幾多の名人上手が活躍していたし、名品もあったことは事実です

しかし、この20年ばかりのミニ盆栽界における技術の発達は眼を見張るものがあり
それは、当時と現代の作品とを写真帖で見比べてみれば納得していただけると思います(次の機会に)

一言でいうと、昔は、小さな鉢に植えられた小さな盆栽の
精一杯に生きる健気なさや愛らしさを表現するのが精一杯だったようです

ところが、培養技術も整形技術も格段に発達した現代ミニ盆栽では
大物盆栽に負けない、堂々たる力に満ちた模様木の姿も可能になりました

ということで、今年も優れたミニの素材を探しまくり
みなさんにご紹介するとともに、その改作に邁進したいと思っています


さて、今日ご紹介するのは、先日に頒布コーナーでご紹介した紅千鳥の素材

最初に出会ってから約半年間、値段の折り合いがつかなかったんですよ
その間、持ち主と出会うたびに辛抱強く値切りました

いいですか、相手を怒らせないように、紅千鳥の素質を素直に認めながら
その上で、妥当な値段(こちらの希望値段)にまけてくれ!
としつこく交渉し続けたんです(笑)


足元の拡大図、足元の幹径は6.0cmです
丸幹で傷っけがなく模様を振りながらコケているのが嬉しいですね

この立派なボディーをうまく使えば
堂々たる模様木になりそうです


白線から上はコケ順もなく模様も甘くなって平凡ですね
白線で切り戻してコケ順とボディーになじんだ模様をつけることにします

赤点は、芽の出る可能性、また芽の欲しい箇所
希望の箇所に芽が出ないときには呼び接ぎにより枝を作ります

芯を立てる予定の箇所に芽が出ないときは、呼び接ぎをしてから切ることもあり得ます


完成予想図、予定樹高は約9.0cm

現在ある枝で使えるのは1本だけでしょう
あとの枝は、胴吹き芽か呼び接ぎで作ることになります

ミニ盆栽において枝順は、一、二、三の枝までが特に重要なので
しっかりとその位置を決めるようにします

それと、せっかく短く切り戻した芯は間延びのした模様にならないよう、しっかりと模様をつけます
芯の作りようでは、全体の構図に緊張感を欠くことになりますから要注意

基本の骨組みを作るのに3年
そんなつもりで辛抱強く作りこんでください

2007年12月31日月曜日

今年もきょう一日
一年間を思い出すと、平凡なようでけっこういろんなことがありました

そんな中でも、盆栽人にとって一番印象に残るのは
やっぱり、今年の猛暑とそれに続く長い過酷な残暑でした

ともかく凄かったとしか言いようがないほどで
あれを境に、地球温暖化の問題も現実味をもってわれわれの頭にも染みこんできました

私自身も、夏の培養に対する考え方と姿勢を改めざるを得ないほどで
機会があるごとに、友人からの情報交換に努め、早くも来年以降の夏対策を練っています

もう日本の夏は亜熱帯だ!
その覚悟を肝に銘じていきます

ところで、今年もいろいろお世話になりました
来年もよろしくお願いいたします



この暮れの最後の仕入れで巡り会った楓の株立ち
私の親しい友人が愛好家からわけていただいたもです

盆栽との巡り会いはなんといっても、タイミング
暮れの車の渋滞を億劫がらずに出かけた、お天道様からの私へのご褒美でした

みなさんと一緒に長所欠点をゆっくりと観察して、来春以降の培養計画を立ててみましょう
樹高は12.5cmで左右の幅は23cm

持込の古さが抜群で、八方に広がった盤状の座がとてもきれい
わらかい幹立ちのバランスもよく、全体の姿は優美という表現がぴったりです

聞いてみると、今までの持ち主は10cm以下が主力の愛好家なので
ちょっと大きくしてしまったために手放したそうです

私が見てもこの楓は、1~2年の間に摘み込みがちょっと足りなかったかな
骨組みには影響なくとも、枝先にわずかながらも伸びすぎの印象がありますね

おそらくこの楓の全盛期には、一流展示会(国風展や雅風展)に出品可能な姿であったでしょう
たった1~2年の油断や手抜きであっても、繊細さが持ち味の雑木類にはかなりのダメージとなります



座元の拡大図

緩やかに裾野を描いて広がる曲線がきれいですね
各枝の別れ具合にも統一感が感じられます

カットパスターを塗った部分は不要枝を外した痕ですが
このくらいの大きさなら一年ちょっとでふさがりますから、気にはなりません



後ろ姿には、正面よりも動きと変化が感じられます
名木に裏表なし、と古人が言っています、まさにその通り



後ろから見た座元にも動きがあって、文句なし

以上のように、根張り幹立ちなどの骨格は申し分ありません
雑木らしいやわらかさと優美さを具えた、かなりの優れものです



それでは、主幹の樹冠部付近をよく観察してみましょう

枝先の整理が十分でなく、少々荒れていますね
小枝同士が絡んだり、場所により粗密があったり

むーん、何かが原因で、ちょっと手が抜けたんですね
これほどの繊細な骨組みをもった雑木は1~2年手を抜くと、その結果はすぐに表われてしまいますね



正面へ向かって左側の枝先です

ちょっと伸びすぎてはいますが、まあまあに揃っています
小枝の密度が平均しています

最低限、これくらいでなくてはいけませんね



向かって右側の枝先です

強すぎる枝先があって、それが目立ちます
他の小枝の密度も足りません

雑木の手入れの基本は
1 芽摘み
2 葉透かし
3 (場合によって)葉刈り

でしたね



今後の方針

1 来春に植替え(現在の仕立て鉢使用)
2 来春に芽当りを確かめながら、追い込みの剪定
3 春から入梅にかけ、芽摘みと葉透かしを励行
4 樹勢を考慮しながら葉刈り

この作業の繰り返します

数年計画で白線の辺りまで追い込みます
予定樹高は11cm

水やりに気を使い、肥料は秋に少々、そのような管理になるでしょう
もちろん、夏の異常な暑さ対策た最大の課題になることは、間違いなしです

復活とさらなる前進をかけて、がんばりまーす!!

それではみなさん、よいお年をお迎えください

2007年12月24日月曜日

究極の針金かけ


樹高8.5×左右12.5cm

足元に器用な模様のある黒松、一枝と二枝も低い位置にあって腰の据わった姿が魅力

そのせっかくの足元の模様を幹の途中でダラケさせては、平凡な模様木になってしまいますから
頭をつぶすつもりで、コケ順に従って下から芯までしっかりときつい模様をつけます

しかし、足元から葉先までのサイズはわずかに8.5cm
この短い距離にしっかりと針金を巻いてきつい模様をつけるには、それなりの覚悟と技術が必要になります


ご覧ください

ニの枝の上、幹のコケたあたりから上に太めの針金がしっかりと巻かれていますね
針金と針金の間隔をせまく、きつめに巻くのがコツ

しかし、これが難しいのだ!



樹高11×左右14cm

次の教材は、立ち姿が雄々しくスケールの大きな構図が頼もしい黒松ミニ
何より足元の力と立ち上がりの一曲が利いていますね


足元から芯までの模様に統一感を出すために、ニ枝にかけた太い針金を芯まで巻き上げ曲をつけます


よくご覧下さい
針金と針金の間隔をせまく、きつめに巻いていますね

頭の部分は、1~2年後にもう一度前向きにつぶし、完成予定樹高の10cmまで短縮する予定
今年はここまでが限界のようです

ところで復習の項をご覧になりましか?
用いるのはヤットコですよ、ペンチでは先が大きすぎますしニッパでは力が入りません、柄の長いヤットコです

では