彼岸に入ったというのに昨日の寒さ、あれはないよ
みなさんもそう感じたでしょ、みぞれ交じりが降るなんて
今日はうってかわって暖かい陽気
ゲンキンなもので、ボヤクどころか喜び勇んで一目散に植替えに突っ走りーッ
次々と盆栽を植え替えていて、じつに印象的なことは
盆栽の基本が根にあることは、改めていうまでもないことですが
その根の状態が、一鉢一鉢によってイイのや悪いの、それぞれ様々なのです
手早く作業しながらでも、ポイントだけは押さえていかねばなりません
その悪い一例だけでも、皆様にご紹介します
かなりの持ち込み品なのに、鉢から抜いてみるとまるで細根がありません
真下のゴボウ根と数本の強い根を残すと、まるでガラガラになってしまう状態です
この楓盆栽が誕生した早い時期(おそらく10年くらい前)に行うべき作業
そうです、真下のゴボウ根を処理すること、これがなされていないのです
自然界においてはゴボウ根(直根)は必要です
これがないと強い風雨の圧力に負けて倒れてしまうからです
しかし、盆栽にとっては無用です
思い切り追い込みましょう
他の強い根も追い込みます
追い込み(切り込み)するのは枝だけではありませんよ
弱った土を替えてやることとならんで
追い込みにより、根の分岐を促し細根を多く出させることが植替えの主な目的です
イイ盆栽とは、形だけでなく、普段は目に触れない鉢の中の根にも心配りがされている盆栽です
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