私が盆栽の世界に入ったころから(昔々)長寿梅は格別な人気樹種でしたが
現在でも長寿梅の人気は相変わらずです
当時、長寿梅の樹形はほとんどが株立ちでした
それが、盆栽技術や知識の広まりとともに、単幹の樹形がたくさん作出されるようになりました
この長寿梅の人気の秘密はどこにあるのでしょう
四季咲きの性質を持っていますが
何といって早春の今この時期が、長寿梅のもっとも輝いて見えるときです
丹精すればするほどに、小枝が密になります
どんなに切り込んでも花芽がついてくれるのも、長寿梅のありがたいところです
小枝の先にびっしりと花芽がついています
プチプチと膨らんできました
木肌の荒れ
長寿梅が他の花物盆栽と異なるのは、何といっても培養により次第に荒れてくる木肌にあります
侘びとさびの表現が盆栽の究極の命題です
長寿梅にはそのための条件が備わっています
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