2019年11月20日水曜日

舞姫もみじの紅葉

ふつう山もみじなどの雑木盆栽は、春の芽出し時、若葉の季節、紅葉や落葉時の寒樹の季節など、四季を通じて一年中に見ごろがあります。


ただし盆栽人の多くは、落葉後の寒樹の季節の小枝のほぐれ具合に一年の培養の成果を見て取るのがふつうなので、どうしても落葉中で枝先の見える秋から冬に力が入る傾向があります。


ところで私が力を入れて大量に培養している舞姫もみじですが、何年もやっているうちに気がつきました。単に葉が細葉で小さいだけでなく、葉肉が薄いせいか紅葉の色彩が非常にきれいなのです。写真のように明るくて濃いピンク色にあがります。


このくらいの色彩に染まってくれれば、少々枝ぶりが若くて未熟であっても、盆栽として気長に小枝の充実を目指しているうちに格調が上がってくるでしょう。

ちなみに美しい紅葉を眺めるためのポイントを幾つか挙げましょう。

1 春から夏にかけての生育期には芽摘みや葉透かしを怠らない。
2 夏場の水切れは厳禁です。
3 夏場は寒冷紗などで遮光する。

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