2019年10月2日水曜日

山もみじの改作

地元の盆栽会で年に数回開催するお楽しみの交換会で落札した山もみじ。今までの持主さんの管理不適切からでしょう、ご覧のようにひどい葉焼けと枝枯れで見る影なしです。

樹高18.5㎝

 だが、枝は見た通りのひどい状態ですが、幹筋の模様や時代感あふれたボディーは優れた素質を秘めており魅力いっぱいです。まさに、掘り出し物の匂いがプンプンです!


 もみじ特有の縦縞の入った木肌から推定すると、樹令はゆうに30~40年を上回っているでしょう。雑木の大好きな盆栽人はこういう持ち荒らした素材を前にすると、とてもじゃないが我慢できなくなるものです。


山もみじ特有の真っ白で美しい縦縞の入ったようすは、優美でなおかつ渋さ満点です。


ボディーを後ろから見てみます。こちらの正面の方が幹模様に奥行きが出る感じがしますから、根洗いをしてきちっと木作り計画を建てる来春までは、一応保留にしておきましょう。


山もみじの場合、呼び接ぎで欲しいところに枝を作れますから、まずはボディーの姿が一番よく見えるところを正面とします。

続く

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