糸魚川真柏(上下18cm×左右21cm)の、細身ではあるがけっこう古い懸崖。立ち上がりや幹筋の捩れを見ればその古さはお分かりになりますね。
持ち主の愛好家さんは長い闘病生活にもめげず、盆栽を生き甲斐というか伴侶というか、うまく形容できませんが、とにかく盆栽大好き人間です。
が、しかし、今回の長期入院にはさすがに参ったらしく、ごらんの通り下垂した懸崖の利き枝の先端も日照不足で、やや弱り気味です。
こんな時には、まず枯れ葉や枯れ枝をきれいに掃除して、小枝の隅々まで日差しが入るようにしてやることが第一番のお仕事です。
雑草が生えていればきれいに抜いてやり、肥料も切れているようなので、即効性の液肥の薄いのをやっておきました。切ったりはったりの荒仕事はまだ先のことですね。
秋から冬にかけてはしっかり日光に当て、冬はムロの中で養生して、来春に植え替えます。鉢は現在とても映ってますね。間延びした枝先を少しずつ詰め込んで作り込みましょう。針金での整姿作業は来年の秋以降でしょうね。
0 件のコメント:
コメントを投稿