古葉取り作業は、春の新葉がさらに固まった10月に入ってからが理想的です
しかし、黒松のように短葉法をかけないため、あまりに早すぎることはありませんから
新葉をいためないように気をつけながら始めて下さい
ただし、黒松はやはり11月に入ってから行いましょう
黒松の場合は、まだまだ短葉法以後の新葉が完全に固まっていませんね
昨年に古葉取りを行わなかった五葉松先端
一番の元についている葉は一昨年の古葉(三年葉)
中間が昨年の古葉(二年葉)
先端の新しい葉が今年出た新葉
つまり三年分の葉がついているわけです
このように三年分の葉をつけたままでおくと、いろいろな障害のもとになります
1 先端の新芽に行くはずの養分が分散してしまう
2 フトコロに日光がとどかず、通風も悪くなり、フトコロ芽の発育の妨げになる
3 葉の量が多すぎて根に多大な負担をかけている
4 以上の原因で、手入れの悪い五葉松の大半は、外側の芽だけが残り
フトコロがガラガラになっていますね
作業の実際
一年目の新葉のみ残して古葉を取り除く
ただし、指先で引き抜くのは厳禁、必ず図のようにハサミで元の数ミリを残して切り取るようにします
このようにすれば、元から新しい芽が吹く可能性があるからです
手間はかかりますが、必ず実行して下さい
ちなみに、↑の図の赤点は取り忘れの古葉です
これも残らず切り取ります
作業完成
一年葉だけを残してすべて切り取りました
このように葉の量を減らすことにより、根の負担は減り
わずかに残された古葉の元から、胴吹き芽を出す可能性が高くなります
いいことだらけの古葉取り作業
では実行!!
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