2002年10月6日日曜日

盆栽向きの紫式部



飾りの勉強で使った紫式部
夏を過ぎて、やや薄紫色になってきました

最近人気の高まっている実物盆栽ですが
その品種にも、おおざっぱに分けて、その性質から3種類くらいはあるようです

一つは庭木などに仕立てられている在来種
葉や実もやや大きめです
伸びた小枝の先に実をつけるので、伸びのいいこの品種では
小さな盆栽には向きません

2二つは、一名小紫とよばれる品種で
この写真のミニがそうです
名前からわかるように、間延びしない性質なので小品盆栽に向いています
葉も実もやや小さい感じです

盆栽頒布コーナー
http://homepage2.nifty.com/miyamotoen/saisin-nyuka-6/top.htm
(2017年現在リンク切れしています)
に掲載の2点はこの種類です

三つ目は、在来の紫式部に似ていますが、間延びしない性質を持っています
したがって、小品にも中品にも向いており、比較的太りも早い種類です

盆栽頒布コーナー
http://homepage2.nifty.com/miyamotoen/saisin-nyuka-7/top.htm
(2017年現在リンク切れしています)
に掲載されている中品に近いものがこの品種です

このようなことは梅もどきなどにもいえます

実や葉が小さいものと、大きいもの
徒長しにくいものと、伸びすぎるもの
太りにくいものと、太りやすいもの

いずれにしても、盆栽向きの性質を備えたものがいいということです
これから盆栽を手に入れる場合
その木の持っている本来の性質まで考慮に入れることができれば
ベテランの域に一歩近づきます

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