手がけてから今年で6年目に入る出猩々もみじ
2010年からは、葉刈り後に出る節間(せっかん)のつまった短めの枝を使って小枝をふやす作戦に変更
昨年にはその効果がややあがって、ごらんのようになんとなく全体像がまとまりを見せてきました
向かって右の低い位置に欲しいと思っている枝も、まだ呼び接ぎをしていませんが
ただ芽摘み、葉切り、葉刈りなどの当たり前の手入れだけでも、それなりの成果は上がったようです
そこで、今年はさらにその方針を推し進めるために
鉢を小さくして小枝作りに重点をおいてみようと思います
今までの項を参考にしてください
まだ骨格は当初の理想的な域には達していない現在の姿ですが
節間(せっかん)が伸びやすい出猩々もみじの特性を考慮して、このあたりで一度姿を整えます
整った段階で気にくわなければ、またまた素材に戻して
また根本から改作することも可能ですからね
このやり直しがきくのが雑木類の便利なところですね
前項の「けやき古木」と同じように、根の底まできっちりと追い込みます
周囲の根も小さな鉢に収るように思い切り切り込む
足元のよごれもきれいに水洗い
間口14.5㎝の鉢に入れましたが、あと数㎝の短縮はゆうゆう可能です
現在の樹髙は11㎝
足元や木肌の古色感は抜群ですね
今年は無理な欲を出さずに、平凡に当たり前の手入れをくりかえし
画像のように小枝をふやし、全体の姿にまとまりを出そうと思っています
後ろ姿
それでは、入梅頃にまたご紹介しましょう
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