2002年8月16日金曜日
水石と台座
紀州和歌山から古くから産出する「古谷石」です
ここでは水石を台座にはめ込むときの方法とマナーを説明します
ごらんのとおり水石の台座は紫檀や黒檀などの硬い木でできています
ぴったりと石に密着しているのがわかりますね
とりあえず取り外してます
台座の内側です
きれいに彫り込んであります
もちろん名人の作です
さて、この水石に台座をつけるときが大切なのです
他人の持ち物であるときは特に丁寧にします
まず水石しっかり持って裏返します
そこへ台座をそっとのせます(ほんとにそっとです)
複雑な形の台座ですと、一発で正しい位置にはまらないことがあります
そんなときでも決して無理せず台座を静かに滑らせて正しい位置を探ります
(台座を傷つけないためです)
正しく決まりました
台座ににやや力を入れて押してください
これで大丈夫
出来上がりです
なーんだ、こんなこと!
とお思いでしょうが、このことは非常に大切なことです
私は大切にしている自分の水石を
このマナーを知らない方には触らせませんよ
台座を下にして上から水石を無造作にのせれば
木の台座の繊細な縁に傷がつくからです
わかりましたか
よ~く覚えておいて下さい
以下は余分なことですが
名人クラスが作った台座は
ホラ、このように一度はめ込むとあ~ら不思議!
宙に浮かしても落ちません
このくらい精巧にできているので大事に扱う必要があるんです
お立会い~ッ、種もしかけもありませ~ん!!
※ 自慢したい方は、身近に水石自慢の人に試して御覧なさい
このマナーを知ってたらたいした人です
盆栽つれづれ草の過去ログ参照
水石ミニ講座
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