2002年8月9日金曜日

短冊



私が持っている短冊(たんざく)の一枚を紹介します

床の間で盆栽を正式に飾るときに、主木(しゅぼく)と添え物の雰囲気に合わせて
掛け軸を使うことがあります
それは絵であったり時には文字であったりします

しかし、掛け軸となるとかける場所の問題や出し入れやの面倒さもあります
その点短冊は気軽にどこへでも飾れます

この短冊には「木更津甚句」という千葉県の民謡の詞の一部が仮名文字で書かれています
昔のお座敷唄なので芸者さんの紙人形が貼り付けてあります

この短冊の雰囲気は盆栽には合いませんが
例えば四季の俳句や漢詩に一節などを書いたものなら
盆栽に添えて情感や季節感を深めるのにいいでしょう

夏の草もの盆栽でしたら「古池や蛙飛びこむ水の音」 芭蕉
松柏盆栽でしたら「松陰や寝ござ一つの夏座敷」 一茶
などがおもしろそうですね

こんな風にして盆栽を生活の一部にして
そこにチョッピリ味付けをして楽しむのも一興です

0 件のコメント:

コメントを投稿