江戸時代より文人墨客に珍重された加茂七石のひとつにあたるのが鞍馬石。養石により時代感が伴うとさらに侘び寂びの趣が深まります。
鞍馬石 間口12.5×奥行き11.5×高さ12cm
ちなみに加茂七石とは、貴船石、畚下石(ふごおろしいし)、加茂川石、雲ヶ畑石、賤機石(しずはたいし)、八瀬石の七つです。
舟形を利用して草物盆栽の根洗いなどを植えておいたのでしょう。そろそろ本格的に時代をつける段階です、
石が水の溜まる形状ですとカルキがこびりついて取れなくなりますから、盆栽棚で養石する場合でも、常に水が溜まらないように乾いた状態を保つように心がけましょう。
裏正面からの姿。水石として水盤で眺めてもよし、鉢の代わりに草ものを植えて添え草として飾ってもいいでしょう。ただこの鞍馬石ほどの高いレベルになると鉢代わりではもったいない感じですね。上手に時代をつけて水石として眺めたいですね。
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