スクールの常連・クロちゃんが2006年から手がけている山もみじ双幹(樹髙約60㎝)
ちょうど4作した今年の落葉後の姿をじっくりご紹介したしましょう
以前(2007年)のつれづれ草へ
今年の画像
2007/01/09 撮影画像
↑の2枚の画像を比較して相違点をざっと上げてみます
1 足元に重量感が出てきたようです(山もみじは鉢持ち込みにより足元がよく発達します)
2 節間の長い枝の追い込みが効をを奏し、すべての枝がコンパクトになりました
3 無駄な小枝が整理され、雑然としていた枝先に繊細な秩序が感じられるようになりました
4 また各枝の長短強弱が強調され、枝に弾みが感じられます
5 親幹と子幹とも頭の部分が切り替えされ樹髙が短縮されました
ともかく培養管理は順調にいってますね
しまった枝の先端にまで神経が行き届き、樹格は格段に上がりました
さて、次には各部分を見てみましょう
足元です
大地をしっかり掴んだ逞しい根張りもすっかり安定感が増してきましたね
節間の長い枝は思い切って追い込み、多すぎる無駄枝を整理し続けた結果
簡潔で秩序正しい枝の骨格が出来上がりつつあります
丁寧で辛抱強いクロちゃんの仕事ぶりには定評があります
無駄枝や無駄芽を丹念に除去し、枝作りの基本に従い枝先は二股に整理されています
枝分かれの素直さをよく見てください
みなさんも参考!
もちろん問題点だってありますよ、現在クロちゃんが苦労しているが赤点の枝です
元がちょっと太いですね
現在すべて切り落とせば枝順が狂ってしまうので
これ以上太らないように強く剪定するなどの処置をして様子見になるでしょう
拡大図
次は子幹の頭周辺のこれからの構想ですが、これが案外に難しい感じがします
この白線の部分の空間は、親幹の模様との調和を図ることが求められますからね
それと、この子幹は親幹の利き枝の下になるので日当たりが悪く、以外に成長が鈍くなりがちなのです
後ろ姿
それでは、クロちゃんにとってこれからが本当の勝負!
がんばってくださいね
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