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烏泥隅切下紐段足長方
(うでいすみきりしたひもだんあしちょうほう)
30.5×奥行き15.5×1212㎝
中国製の盆栽鉢でも特別に優れた胎土
と言えば烏泥ということになる。
長い年月を経て醸し出された時代感が
素晴らしい。
内側の隅に修理の痕跡。
超高等技術。
安定した成型技術が発揮されている。
取り木素材の舞姫もみじ
剪定前の後ろ姿
剪定後の正面の姿
樹高10×左右14㎝
剪定後の後ろ姿
水府散人旧臓石
間口16.5×奥行8.8×高さ8.5㎝
裏書
斯石 平成30年水戸朝日町
水府散人居宅に秘蔵されたもの、
佐恵子夫人より市井に割愛された
夫人許諾の下散人押印とす
森前雨竹識
押印 押印
肌目が柔らかく品格に溢れたたたずまい。
優美な稜線が印象的です。
後ろ姿
間口14.5×奥行10.5×高10㎝
安部川らしい寂のきいた石質の茅舎石。
持ち込みの古さも重要なポイントです。
正面やや上方より茅舎の屋根を検証する。
後ろ姿。
舞姫もみじ
樹高25×左右27㎝
紅葉も盛りを過ぎて落葉が始まりました。
異状気象で一月ほど季節がずれていますね。
取り木からおよそ5年ほど持ち込みました。
根張り…立ち上がり枝付きの基本は漸く
できあがってきました。
来春には化粧鉢に入れて樹格の向上を
目指します。
間口24×奥行24×高さ17.5㎝
緑寿庵陶翆作
紅泥釉色絵山水図上下紐雲足丸
水野嗣賀男の絵付け作品としては
珍しくサイズがおおきいですね、珍品!
スケールの大きな山水図。
豪華な色使い。
小さめの足が印象的ですね。
落款は2つ。
樹高20㎝×左右26㎝
幹と枝の主要部分はかなりできてきました
ので来春は愈々小さめの化粧鉢に入れて、
小枝作りにかかります。
足元を拡大して見てみましょう。
大地を確り掴んだ力強い根張が
印象的ですネ。
紅葉前後の今の時期が、もみじの剪定の最適期です。
12月になってからでは、遅すぎます。
秋のもみじ剪定のポイントはここにあります。
海鼠釉外縁段足古鏡型水盤
間口44.6×奥行44.6×高さ6.2㎝
この形式は水盤として作られているが、
水穴をあけて鉢として使用している事がある。
間口44.6×奥行44.6×高さ6.2㎝
輪花型と似ているが、異なる形式です。
木賊など水辺の草もの盆栽によく似合います。
落款は葛明祥造
間口39.5×奥行29.5×高さ5.0㎝
紫泥外縁切足楕円
惚れ惚れする程の美しい土目。これ程の時代感を
実現するには少なくとも30年くらいはかかる
でしょう。
紫というより紅泥(こうでい)に近い鮮やかな
色です。昭和初期の中国で造られた鉢です。
鉢底の水穴の白っぽいのは水道水
だったからでしょう。
この時代のものには、落款が無い佳品も
多々見受けられます。
間口24×奥行き15.5×高さ12.5㎝
主峰とそれに控えた副峰のバランスが悠大な
景色を見せて秀逸。
石質は加茂らしく高雅なり。
黄葉に染まる晩秋の連山。
間口19.5×奥行11×高さ12㎝
主峰に力が有り、三峰のバランスも良い。
焼き締め丸水盤
間口30㎝
萬留平印
日本の古い窯元で、精妙なろくろ技術で作られた
水盤作品に定評があります。
無傷完品
野趣味溢れた草もの盆栽が良く
似合います。
文房具の一種で戦前から戦後の期間に
中国で作られたものでしょう。間口
約20㎝くらいの寸法で、胎土はい
わゆるよく吟味された紫泥です。
筆洗・ひっせん
蓮の花蕾その実が表現されています。
作られた時代は、中渡りよりやや新しく
新渡よりもやや古い時代のものと
見受けました。
黄釉外縁雲足長方鉢
間口25.4×奥行き19.5×高さ10.6㎝
中国の愛好家さんは紅い釉薬の鉢を好み、日
本の愛好家は黄色を好むといわれます。
鴻陽が中国の中渡り外縁鉢に倣いました。
鴻陽独特の黄色が使い込みによって渋い
時代感を伴ってきました。
無傷完品でーす!